6番打者大和選手問題

 阪神さんの大連敗記録をあっさりと止めてしまいました。まずは阪神さんを勢いづけさせないようにしたいですね。

 先発は石田投手。コントロールはアバウトでしたが、140km台のストレートで相手打者を差し込んでいましたね。ストレート自体が強かったのか、配球がよかったのか、モニター越しだとよくわかりませんが、悪いながらもまとめてきたという印象です。しかし、5回表の先頭にストレートの四球を出したあたりから苦しいピッチングが続きました。2死1,2塁で伊藤投手にタイムリーを打たれてしまいましたね。でも、6回は1死2塁のピンチを脱したのはあっぱれ。6回1失点とQS達成です。

 打線は相手先発の伊藤投手のコース、低めに突く投球に手が出ず。無得点のまま9回まで来てしまいました。しかし、先頭の桑原選手が四球で出ると、楠本選手犠打で1死2塁。佐野選手倒れて2死2塁。牧選手は2ストライクまで追い込まれるも、右中間へのヒットでなんとか同点に追いつきました。

 延長に入り、両チームともリリーフ投手をつぎ込んでピンチ、チャンスを繰り返します。”流れ”さんパワーが溜まったところで、延長12回を迎えます。

 12回表。先頭の牧選手がセンター前にはじき返すと、次打者の宮崎選手が四球。無死1,2塁で大和選手はバントの構え。大和選手がストライクを見逃すと牧選手が飛び出してしまったものの、相手捕手が2塁に投げると、牧選手はそのまま3塁に突っ走ってセーフ。ヒッティングの構えに戻した大和選手がタイムリーで決勝点を奪います。なし崩しで相手守備の乱れ、連打も決まり、気づけば5点リード。”流れ”さんのパワーが爆発しましたね。最後はヤマヤス投手がぴしゃりと抑えて、連敗の嫌な流れを振り切りました。

 総力戦となった本日はリリーフ陣の踏ん張りと大田泰示選手の活躍も光りました。今後の試合も考えると、収穫も多かった試合だったと思います。

■6番打者大和選手の勝負強さが試合を決めた

 ヤクルト戦幾度ものチャンスを潰してサヨナラ負け、阪神戦7安打完封と打線のつながりにやや難を感じていたところでした。そこで私は楠本選手と関根選手の打順を入れ替えたらどうかと先日、本ブログで書いたんです。

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 その入れ替えはありませんでしたが、本日は関根選手と大和選手の打順の入れ替えがありましたね。6番大和選手で7番が関根選手。この打順が本日の勝利を呼び込みました。

 相手投手はベイスターズ打線佐野選手、牧選手、宮崎選手とクリーンアップに対して厳しいところを攻めてきます。四球で出すこともあるでしょう。ランナーが溜まって次に出てくる6番打者にランナーを返してほしい。ベイスターズ打線としては、ここ数日、6番打者がカギになっていたと思うんです。

 大和選手はベイスターズに入団してから得点圏打率が2割7分を切ったことがないんですよね。勝負強い。この勝負強さが本日の試合を決めました。6番に大和選手を入れて、最後まで代えなかったのも勝因だったのではないでしょうか。

 本日の勝利はチームにいい流れを作れましたね。とても見応えのある試合でした。試合を見てるだけなのに疲れた・・・。

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【2022年4月6阪神戦】

横000000001005|6

神000010000000|1  

阪神甲子園球場(ビジター)

De6-1阪神

勝利投手 伊勢 (1勝0敗0S)