6番打者関根大気問題

 5連勝中のベイスターズさん。チーム状態はいいので、このままの勢いで勝てるときは勝っていってほしいですね。

 本日の先発の大貫投手は、5回裏には塩見選手のタイムリー、6回裏には山田哲人選手のソロ本塁打で6回2失点。立ち上がりから制球がやや定まらず、毎回のようにランナーを出してはいるものの、なんとかしのいでいったような印象でした。

 打線は2回表に関根選手の好走塁で1点先制。7回表に牧選手のタイムリーで同点に追いつきます。相手先発の高橋投手は変化球でかわすようなピッチングでした。ストレートの印象が強い投手なんですけどね。的を絞りきれなかったのかもしれません。

 試合としては投手戦だったのですが、”流れ”的にはシーソーゲーム。両チームともにピンチとチャンスを繰り返しながら、決め手に欠けて延長戦にもちこまれます。

 試合を決めたのは村上選手のサヨナラタイムリー。延長10回に登板したピープルズ投手が1死もとれずに負け投手となってしまいました。無死一塁からダブルプレーにとれそうな場面もあったのですが、流れを止めきれませんでしたね。ピープルズ投手の投球内容、リリーフ運用などにも批判があるかと思いますが、打線がチャンスをつかみきれずに”流れ”を明け渡してしまった面も、敗因の一つだったような気がします。

f:id:kajiwaradamono:20220402223650j:plain

■チャンスメーカーでもあり、つなぐ役割でもあり、ポイントゲッターでもある6番打者

 本日の試合はね。投手でいうと、ピープルズ投手のサヨナラ被安打がポイントなんですけど、打者は関根選手ですね。

 ここ数日、関根選手は縁の下の力持ち的な役割を毎日のように果たしてきました。3月30日にはマルチ安打に追加点となるタイムリー。3月31日は決勝打につながる犠打。昨日もセーフティー送りバントと、チャンスメーカーとして、つなぎとして見事に6番打者としての役割を果たしてきました。

 本日もチャンスメーカーとしてマルチ安打。自身の好走塁で先制点をつかみます。しかし、その後6回表1死満塁、8回表2死1,2塁、10回表2死満塁いずれのチャンスも潰えてしまう凡打を放ってしまいました。チャンスは全て関根選手に回っていく。本日は神様が関根選手の日にしたんでしょうね。

 8回、10回は2死だったので厳しい勝負だったかと思いますが、6回表は初球の低め変化球を叩いて併殺。相手バッテリーの注文通りに倒れてしまいました。考え方一つで、違う結果を生むことができたのではないかと思わせるような場面でした。

 確かに、関根選手はマルチ安打を放ちつつ、自身の好走塁で先制点を取っているのですよ。だからこそ、もう一本出れば本日のヒーローは関根選手ですよ。レギュラーポジションももう一歩近づくことができたんじゃないですかね。

 関根選手がここ数日6番打者に座っていますが、6番打者って上位が倒れた後のチャンスメイク、上位から下位へのつなぐ役割、そして、上位打線でためたランナーを返すポイントゲッターとしての役割も果たさなければならないんですよね。難しい打順だと思います。

kajiwaradamono.hatenablog.com

 私はね。関根選手に期待してるんです。関根選手はああいうチャンスの場面で試合を決める一打を打てる打者だと思っています。次に来たチャンスの場面では、きっちりと一発解答を決めてほしいですね。カウントの考え方や相手投手がどう打ち取ろうと考えているのか、勉強することは多いと思いますが、関根選手ならできるはず。

 

【2022年4月2対ヤクルト戦】

横0100000100 |2

ヤ0000110001×|3  

明治神宮野球場(ビジター)

De2-3×ヤクルト

敗戦投手  ピープルズ (0勝1敗0S)