山崎康晃の苦手の夏場を越えられるか問題

 まずはハマスタ阪神戦1勝。とりあえず1つ1つ勝っていってほしいですね。勝ち越したい。

 先発は濵口投手。立ち上がりから飛ばしていき、4回までノーヒットです。落ち着いてましたね。7回には先頭をヒットで出しましたが、ランナーをつり出してけん制アウト。1点を争うゲームで8回には1死2塁のピンチを作りましたが、表情が特に変わらず。むしろ、楽しんでいるように見えたのが印象的でした。8回無失点の好投です。四球は1。そこには四球で崩れて試合を壊してしまうかつての濵口投手の面影はありませんでした。

 打線は先発の伊藤将司投手相手にチャンスを作っても打ち崩せず。0-0のまま試合は後半に進んでいきます。

 8回表のピンチをしのいだベイスターズさんは、その裏、2死から相手エラーで出塁すると、佐野選手がヒットでつなぎ、牧選手が先制の2点タイムリー。相手の守備の乱れもあったので、牧選手は3塁まで進み、続く宮崎選手もタイムリー。一挙3点をもぎとります。

 9回裏、マウンドに上がるのはヤマヤス投手。先頭はショート森選手の好プレーでアウトにするも、続く島田選手がピッチャー前のボテボテの内野安打。さらにロハスJr.選手がクリーンヒットでランナー1,2塁。ロドリゲス選手がファーストライナーで2死にするも次の打者はサトテル選手。本塁打で同点という場面でしたが、三振に打ち取りゲームセット。好ゲームをものにしました。

 阪神さんはコロナで主要選手が離脱しているので、多少のアドバンテージはありましたが、最後までどっちに転ぶかわからない試合でした。ベイスターズさんは守備面で濵口投手を助け、最後まで攻めきったのが決め手だったと思います。

■精神的にも大きくなったのかヤマヤス投手

 本日のハイライトは9回裏。ヤマヤス投手は2死1,2塁で打者サトテル選手を迎えた場面です。外のストレートと低めのツーシームでフルカウントまで持ち込んだのか持ち込まれたのか。これこそどっちに勝負が転ぶかわからないような状況で11球目。捕手・戸柱選手が選んだのはインコースのストレートでした。インコースのストレート系のボールは何度もハマスタでスタンドインされてましたね。しかし、ヤマヤス投手はここにっきっちり投げ込み、空振り三振。逆にサトテル選手はこの球をノーマークにしていたのかもしれません。

 しびれる場面でサトテル選手をインコースストレートを投げきったヤマヤス投手は見事。ヤマヤス投手の精神的な強さも垣間見えた1球でした。夏場に弱いヤマヤス投手ですが、昨日に続いての好投です。

 ただですね。ここ数試合、ツーシームのキレがよく空振りを取れていたヤマヤス投手でしたが、本日の試合では空振りが取れずに見極められていたのが気になりました。夏場の試合はまだまだ続きますし、9月には大量連戦が続きます。しっかりとコンディションを整えて、これからの連戦に臨んでほしいなと思います。

 

【2022年8月10阪神戦】

神000000000|0

横00000003× |3  

横浜スタジアム(ホーム)

De3-0阪神

勝利投手  濵口 (5勝4敗0S)

セーブ 山﨑 (0勝2敗24S)