三浦監督と首脳陣のこれまでの采配問題

 新年明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い致します。アンソニー・ケイ投手獲得の発表がありましたね。左腕リリーフが足りていないので、その補強なのかなと思ったのですが、どうでしょうか。元々は先発だったものの22年以降は中継ぎ起用が多かったようですね。

 今回は前回のエントリーに追記します。

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 年末のプロ野球ニュース江本孟紀さんが「うちらの解説陣だったら誰でも優勝できるんじゃないか」という意のコメントをしていました。遠回しの采配批判ですね。

 実際にどうだったですかね。各人の”やきう”の見方によって是非が分かれるんじゃないかと思うのですが、とりあえず振り返ってみたくなりました。

■投手交代の変化

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 先発投手を長めに引っ張って、あとは1イニング毎に交代させるようなオーソドックスな継投が多かったイメージのある三浦監督。2023年は勝負所で細かい継投に入ることが増えたような気がします。ただ、エスコバー投手や三嶋投手など経験豊富なリリーバーの調子が不安定だったこともあり、うまくハマらなかったように感じました。「ここを乗り越えてほしい」というタイミングで若手の石川達也投手や中川投手を起用して、打たれて負けてしまう場面も少なからずありましたね。

 若手リリーバーに関しては、失敗が糧になればいいなと思う反面、そのシーズンの優勝を目指すには、やはり経験豊富なリリーバーの存在は不可欠です。ただ、継投ってその日その日のブルペンでのリリーバーの調子次第という面もあるので、なんとも言えないのですけどね。でも、来季は三浦監督がどのような継投を見せてくれるのか注目はしたいですね。試合の流れを読み切る勝負勘みたいなものを感じさせる継投を見たいなあと思ってます。

■攻撃面での作戦

 前回エントリーで盗塁死や犠打失敗が多いという面を取り上げましたが、では、どうせだったら機動力は使わない方がいいかというと、そうでもない。

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 前半戦はエンドランもそれなりに決まっていて、機動力を使ってもぎ取った得点からペースをつかんで勝利をもぎ取るという試合も少なからずあったんですよね。

 こんな試合もありました。

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 無死1,3塁で今永投手はバントの構え。1走を2塁に送るためのバントかなと思いきや、実はスクイズ。意表を突いた作戦でした。ただ、この試合は追加点を奪えず、終盤に逆転されて負けてしまいました。

 当時、私は今永投手のバスターでも面白いかなと思っていました。三浦監督はとにかくスコアリングポジションにランナーを進めて「なんとか1点をもぎとる」試合運びにこだわっているように感じます。それより「1点でも多く取る」試合ができればいいのになあと思うのが私。バッティングにも定評のある今永投手がバスターを決めてランナー守備の間を抜ければ大量得点の可能性も高まるのになあと感じていました。

 全て結果論なので、これもなんとも言えないところではあります。でもですね。マシンガン打線のときはバントは少ないながらも、走塁含めた機動力で「1点でも多くとる”やきう”」をしていたように感じたんですよ。

 得点数が多かろうが少なかろうが、相手よりも1点でも多く取った方が勝ちとなるのが”やきう”。勝てる試合をもっと増やして、本当に優勝してほしいなあと思っています。