先発の石田投手の立ち上がりはコントロールに苦しむも、なんとか抑えて5回まで無失点で持たせます。右打者のインコース、左打者のアウトコースを攻めきったのがよかったですね。ベイスターズさんが1点先制したのもあって、阪神打線がちょっと焦りましたかね。石田投手の投球にボール球に手を出すケースが多かったように感じました。
石田投手は無失点で抑えていたものの、6回表に石川投手にスイッチ。しかし、この投手交代が明暗を分けました。先頭の近本選手を四球に出し、バントで2塁へ。小野寺選手が打席に入ると、今度は上茶谷選手にスイッチ。しかし、小野寺選手スリーベース、大山選手犠飛で逆転されてしまいます。
7回にもタナケン投手が打たれて点差を離されてしまいます。大和選手のタイムリーで1点返すも、続く、伊勢投手やエスコバー投手も打たれて敗退です。
抑えて辛勝です。
■好投している投手はめったに代えない三浦監督
本日の試合は投手起用が勝敗を分けたように感じました。1点リードの6回表。石田投手が無失点投球を続けていましたが、敗戦処理中心に登板をしていた若手の石川投手をプレッシャーのかかる場面で登板。先頭の近本選手を四球で出したことが傷口となり、この傷が大きくなって敗退してしまいました。
三浦監督は好投している投手をめったに代えませんが、勝負所だと思ったのでしょう。勝負所であれば、経験のある左のタナケン投手かエスコバー投手かなと思うのですが、あえての石川投手。成長を促したかったのでしょうか。3番小野寺選手から右打者が続く場面で神茶谷投手の登板も織り込み済みでの起用だったように思えました。
勝負所での細かい投手リレーも三浦監督はあまりしませんね。1イニングはその投手に任せるという考え方なんでしょうね。この辺の善し悪しは難しいところですが、三浦監督って先発しかやったことがないのが玉に瑕といいますか。すごくオーソドックスな投手起用をしますね。
そのオーソドックスさが、優勝がかかるゲームや短期決戦の采配に弱いイメージがつきまとっているような気がするのは私だけでしょうか。
神０００００２１２１|６
横１０００００１００|２
横浜スタジアム（ホーム）
De２-６阪神
敗戦投手 上茶谷 (1勝2敗0S)
