フェルナンド・ロメロの安定感問題

 開幕3連敗後にバンテリン3連戦。早く開幕したいですねえ。

 本日の先発はロメロ投手。初回からテンポよくアウトを積み重ねていきます。ところどころ死球をぶつけたり真ん中にボールが入ることもありましたが、概ね低めの変化球と動く速球をコントロールよく決めていってましたね。8回3安打無失点。最高の結果だったのではないでしょうか。

 打線は3回表に牧選手の2ラン、5回表には楠本選手のタイムリーと着実に点を積み重ねていきました。

 ベイスターズペースで試合を進めていきましたが、流れが変わりそうだったのが8回表。相手投手の連続四球から1死1,3塁のチャンスを作るも柴田選手のスクイズ失敗で無得点。続く8回裏には1死満塁のピンチを作ってしまいました。荒れそうになったロメロ投手でしたが、落ち着いて残り2打者を切って取ったことで、”流れさん”がベイスターズに戻ってきました。9回表に宮﨑選手の犠飛で1点追加。先制、中押し、ダメ押しと決めて、理想的な試合展開で9回裏に三嶋投手が登板して三者凡退でゲームセット。なんとか2022年初勝利をもぎとりました。

 なんとか勝てましたが、スクイズ失敗からの悪い流れは相手チームによっては許してくれないのではないでしょうか。負け続けで焦りもあるかと思いますが、自分たちの”やきう”をきっちりやっていってほしいなと思います。

■動くストレートで大崩れしないロメロ投手

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 本日のロメロ投手は左打者のインロースライダーと右打者へのインコースへの食い込むツーシームを効果的に使っているように感じました。山本選手のリードもよかったのかもしれませんね。

 特に中日戦は相性がいいのでしょう。バンテリンドームも広いので、ロメロ投手の打たせて取る投球に水が合うのかもしれません。動くストレートによって、バットの芯を外すので、長打は出にくいのではないでしょうか。

 ただ、昨季からピッチング自体は安定しているので、他チーム相手でも勝てるピッチングをしてくれそう。今季もローテーションの軸として活躍してくれそうな気がします。

 こういう投手がチームに一人いるとありがたいですね。

【2022年3月29対中日戦】

横002010001|4

中000000000|0  

バンテリンドーム(ビジター)

De4-0中日

勝利投手 ロメロ (1勝0敗0S)

本塁打  牧 2号(3回表2ラン)