ベイスターズさんのリリーフ陣は2022年も危うい問題

 29日にロメロ投手の好投で2022年ペナント1勝をあげました。このまま連勝といきたいですね。

 本日の先発は石田投手。立ち上がりから140km台ではあるものキレのよいストレートを中心に、低めの変化球を織り交ぜて好投です。石田投手の代名詞でもある右打者へのクロスファイヤーに加えて、打者を惑わすカットボールも効いていました。4回裏に鵜飼選手にうまく打たれて被弾してしまいましたが、7回2失点と上々のピッチング。次回登板も楽しみな内容となりました。

 打線も盗塁2犠飛2、6安打7得点という石井琢朗イズムが浸透しつつある効率のよい点の取り方ができました。今季初スタメンとなった関根選手の働きが光ってましたね。2回表は先制につながる左安。3回表は1死満塁のチャンスに焦らずにフルカウントまで持ち込みつつのタイムリー。次回もスタメンがありそうです。

 7回までは5点リードと優位な試合展開でしたが、8回裏に登板した入江投手が崩れて1点差まで詰められました。なんとか勝ちきりましたが、リリーフ陣は今後も心配ですね。

■何気に危うさを感じる、三嶋投手とヤマヤス投手

 7回まで好投だった石田投手からの継投は流れが変わりやすいポイントです。入江投手は先頭の初球を2ベースにしてしまってから、リズムを全く作れませんでした。四球を続けて1死満塁。まだまだ経験不足なので、これは糧にしてほしいですね。

 続く砂田投手は急遽登板という形。砂田投手は肩を作るのが早いそうなので、こういった場面での登板が続くのがちょっと不憫に感じます。連打を浴びて3失点。

 その後の三嶋投手は、鵜飼選手に初球のストレートを狙い打たれて1失点。その後のビシエド選手には変化球を続けて併殺に切って取ります。

 どちらかというと、9回裏に登板したヤマヤス投手の方が危うさを感じたんですよね。無失点では抑えたものの、ツーシームが見極められて,仕方なくストレートで押したら抑えられたという感じ。先頭を四球で出すと、次の木下選手は当たりのいいショートライナー。次の石川選手はフルカウントからエンドランをかけてきたところ、こちらもショートライナーでゲッツー。相手チームの作戦が裏目に出たので助かったという風に見えました。

 ヤマヤス投手は広島戦のときもそうでしたが、ツーシームが相手打者に見極められますね。昨年よりは落ちはよさそうですが、キレはあまりよくないのかもしれません。

 抑えは三嶋投手とヤマヤス投手のダブルストッパーでいくそうですが、三嶋投手のコントロールも危ういので、今年も試合終盤は心臓に悪い展開が続きそうな気がします。

 

【2022年3月30対中日戦】

横022003000|7

中000200040|6  

バンテリンドーム(ビジター)

De7-6中日

勝利投手 石田 (1勝0敗0S)

セーブ  山﨑 (0勝1敗1S)