本日からはバンテリンドーム中日戦です。今季負けなしの球場で、どんな試合を見せてくれるでしょうか。
本日の先発はロメロ投手。こちらも中日戦には相性のいい投手です。が、立ち上がりが悪く、無死満塁と言う状態を作ってしまいます。ここをビシエド選手の犠飛だけでしのいだのが大きかったですね。2回以降はいつも通りコントロールは粗いものの、徐々にストライク先行のピッチングをこなしていきます。テンポもよくなっていきましたね。相手打者になにも考えさせないくらい早いテンポで、中途半端な空振りを取っていました。ロメロ投手の真骨頂ですね。
打線は相手先発の髙橋宏斗投手をなかなか打ち崩せず。球種は150近いストレートとカーブ、スプリット。ストライクゾーンを広く攻められた印象です。が、ベイスターズさんは少ないチャンスをものにします。3回表に先頭のロメロ投手がヒットで出た後、2アウトをとられてしまうも、佐野選手が初球のインコースのストレートを捉えてレフトスタンドに一直線。きれいな放物線の逆転本塁打を放ちました。
読み勝ちでしたね。ロメロ投手相手には初球にストレートを投げるも、蝦名選手、桑原選手には変化球から入った髙橋投手。そろそろ、初球にストレートを投げてくるのではないかというタイミングを図って、佐野選手は一気に振り抜きました。
ベイスターズはこの1点差を守り切り、辛うじて勝ちきりました。これで4連勝。目標のオールスター前の借金返済を成し遂げました。オールスター前に借金を返済しましたが、オールスターに入る直前に借金を作ってしまったら意味がないので、それまでの約1週間。流れを変えずに突っ走ってほしいですね。
そういえば、試合後のハイタッチに宮崎選手と牧選手がいなかったなあ。大丈夫かな。
■伊勢投手のコントロールがよくなってきた
ここ数日のベイスターズさんの好調の要因はやはり、リリーフ陣の整備ですね。なかでも、伊勢投手の成長は今のベイスターズさんだけでなく、将来のベイスターズさんにとっても大きな存在です。
以前は”落ち着いている”と表現しましたが、それ以上に最近の伊勢投手は”肩の力が抜けている”ように見えます。昨年はコントロールが粗いだけでなく、肩に力が入っていて、ストレートが高めに入ってしまうことが多かったですね。
今は肩の力が抜けた上に、コントロールがよくなりましたね。本日に関しては、先頭の後藤選手に8球粘られてインズバ見逃し三振。続くビシエド選手には本塁打を避けて外の出し入れをうまく使ってショートゴロ。次の三ツ俣選手はフォークが甘く入りましたが、ライトフライ。まあ、元々、球の力がありますからね…あーあ、三ツ俣選手もコントロールよく抑えられたら、うまくまとまったのにな。なんてぜいたくなことを言ってみたりして。
若い選手が少しずつでも進化しているのは、見ているファンとしても喜ばしいですね。ベイスターズを背負って立つ選手になってほしいです。
【2022年7月18日対中日戦】
横002000000|2
中100000000|1
バンテリンドーム(ビジター)
De2-1中日
勝利投手 ロメロ (4勝5敗0S)
セーブ 山﨑 (0勝2敗20S)
本塁打 佐野 12号(3回表2ラン)