東京ドーム巨人戦1勝1敗。前日の大敗がどう影響するでしょうか。さて3戦目です。
先発はロメロ投手。立ち上がりはランナーを出しつつも安定したピッチングでした。荒れ球が功を奏するロメロ投手らしいピッチングが発揮されるかなと思ったんですけどね。
打線は4回表に相手先発の井上投手を攻めて一挙4得点。試合の主導権を握ったかと思いましたが、その裏に大城選手に3ランを浴びてしまい、試合はどっちに転ぶかわからなくなってしまいました。
ロメロ投手は4回降板です。勢いを取り戻そうと5回表には先頭桑原選手がヒットで出塁するも、大田選手が併殺。それでも佐野選手、牧選手と連続出塁するも、宮﨑選手が2-0の打者有利カウントから甘いスライダーを打ち損じてしまい、”流れ”が一気に悪くなってしまいます。
その裏、平田投手が登板するとウォーカー選手が力でセンター前に持って行かれ、丸選手が8球粘って四球。次の中田選手にインコースのツーシームを詰まりながらもレフトスタンドに運ばれてしまいました。3ラン。一気に逆転されて2点ビハインドです。
ベイスターズさんは8回表に1点を返すも、一歩届かず。惜敗ではありましたが、見応えのある試合でした。
広島3連敗のときから、好プレーは出るものの、あと一本が出ない。力んで四球を出すような場面が増えているように感じます。選手の皆さんの勝ちたい思いが強くすぎて、いい方に出るときと悪い方に出るときと、両方見えるというかね。
なんかね。やるだけやって負けたらしゃーないくらい開き直ったらいいんじゃないかなと思いますね。持っている力を出せずに負けてしまう方がもったいないもの……と思ったのは、ここ数日の戦いを見ていて、2017年の日本シリーズを思い出したんですよね。あのときのベイスターズさん、頭の3連敗は何もできなかったですもんね。
長い連戦が続きますし、体力的にキツいと思いますが、少しでも食らいついていくことでいい経験になるはず。踏ん張ってほしいですね。
■ロメロ投手を見て、エスコバー投手の価値を知る
本日の試合。逆転されたのは平田投手ですけど、痛かったのはロメロ投手が大城投手に投じた一球だったと思うんです。なんなら、平田投手は失投らしい失投がなかったんじゃないでしょうか。でもロメロ投手の一球は失投だと言いたい。
4回裏。2死から四球を出して、坂本選手にうまく流されて1,2塁。大城選手はにボール、ボールと続いて、ストライクを入れにいったチェンジアップがど真ん中に入って被弾です。
本当にこの一球がなければ、ロメロ投手はもうすこしイニングを食えたはずですし、なんならヒーローインタビューまであったかもしれません。
ストライクを入れにいかずに腕を思いっきり振ったチェンジアップだったらどうでしょうね。ボールになるかもしれないですし、空振りになってたかもしれません。本塁打にはならなかったんじゃないかなと思います。
ふと、思ったんですが、エスコバー投手ってどんなボールでも、ぶんぶん腕をふりますよね。四球出そうがなにしようがぶんぶん振りまくる。腕を振っていくうちにストライクになっていく。エスコバー投手で打たれたらしゃーないなって思っちゃうんですよね。そうそう打たれないでしょ。エスコバー投手。村上選手には打たれたけど。
ロメロ投手もエスコバー投手も制球はよくないものの力のあるボールを持っている。そしたら、もう、どんどん投げちゃった方が同じ本塁打でも悔いが残らないと思うんだよなあ。ロメロ投手は、もうああいう一球で泣いてほしくないなと思いました。
【2022年9月8日対巨人戦】
横000400010|5
巨00033000✕|6
東京ドーム(ビジター)
De5-6巨人
敗戦投手 平田 (4勝3敗0S)
首位と7.5ゲーム差