牧秀悟の代打起用問題

 ベイスターズさん、急に連勝し始めました。歯車が合い始めましたね。

  本日の先発はロメロ投手。150㎞以上のストレートとツーシーム、チェンジアップ、スライダーと相手打者に的を絞らせないピッチングでした。荒れ球気味の印象がありましたが、本日は5回2/3で2四球1死球。1失点で降板。好投でしたが、6回裏の岡本選手への死球でリズムを崩してしまいました。それでも序盤は相手打者を寄せ付けませんでした。速いストレートも投げられるようになってきましたね。今回は勝利投手となりませんでしたが、次回登板も楽しみです。

 試合は中盤まで1-1の投手戦。試合が動いたのは7回表のベイスターズの攻撃からでした。相手先発の戸郷投手が、前の前の打席で本塁打を打たれたソト選手との対戦を嫌がって四球。次の宮崎選手がボテボテながら守備の間をついた安打でチャンスを広げます。次の関根選手がバントの構えを引いたことでソト選手が飛び出してアウトになるも、関根選手は2ベース。ここでチャンスを広げられたのが大きかったですね。

 もう一つポイントとなったのが、次の柴田選手の打席。戸郷投手が2ストライクまで追い込むも、左の大江投手にスイッチ。柴田選手は全く戸郷投手にタイミングが合っていなかったので、打席の中での流れが変わりました。逆に大江投手はプレッシャーのかかる場面。柴田選手は2ストライクなので外のスライダー1本に絞れたのではないでしょうか。犠牲フライで1点リードをつかみます。

 あとは一気にベイスターズさんが点差を離して、快勝。つかんだ流れをそのまま勢いへとギアをアップ。突き放すことができました。これで巨人さん相手に今季初のカード勝ち越し。やられたらやりかえす倍返しだ。

■牧選手の代打起用も経験を積ませる一手

 柴田選手の打席の後、山本選手が四球でつなぎ、代打の牧選手が3ランを放ち、試合を決めました。

 最近は牧選手の代打起用が目立ちますね。セカンドのレギュラーをつかみきって、フルシーズンで経験を積ませるのかなと思ったのですが…。

kajiwaradamono.hatenablog.com

 これは前に書いたエントリーですが”悟”の字が間違えてますね。すいません。

 私は牧選手の課題はケガとスタミナだと思っていたのですが、後半戦は起用法を変えましたね。試合終盤で代打として出場し、そのままソト選手の守備固めに入ることが増えました。代打では4打席連続安打と勝負強さを披露しています。

 スタメン起用で経験を積ませるというスタンダードな方法論もありますが、代打起用で成長を促すのもいいんじゃないかと思うようになりました。それで佐野選手が成功してますしね。ベンチで”やきう”の勉強をして、代打で1打席の重要さを知ってもらう。いい経験になるんじゃないでしょうか。今は同じくセカンドのポジションを争う柴田選手の調子もよさそうですしね。

 本日は追い込まれてインハイのストレートを見逃すと、アウトローのスライダーを強打してスタンドイン。配球の読み方もクレバーです。じっくり経験を積んでもらい、そのままスター選手になってもらいましょう。

 

【2021年8月21対巨人戦】

横010000510|7

巨000001010|2  

東京ドーム(ビジター)

De7-2巨人

勝利投手 平田 (2勝0敗0S)

本塁打 ソト 16号(2回表ソロ) 、 牧 13号(7回表3ラン) 、 柴田 2号(8回表ソロ)※Deのみ