牧秀悟は1年通じて活躍できるのか問題

 神宮ヤクルト戦、初戦を落として2戦目です。ベイスターズさん、投手陣だけではなく打線も湿りがちになってしまいました。というか、しばらく接戦にもなってないんだよなあ。10年くらい前のベイスターズさんを思い出すわ。

  先発はルーキーの入江投手。序盤から毎回ランナーを出しつつも、ぎりぎりで踏ん張るピッチング。甘いボールも多かったですが、ぎりぎりのところでフォーク、ツーシーム系で三振や内野ゴロに打ち取っていました。

 試合が動いたのは3回表。打者の入江投手が四球、関根選手がヒット、牧選手のタイムリー2ベースで、ベイスターズさんが久しぶりに2点先制しました。しかし、その裏すぐに3点を返されて、早速ビハインド。雨が強くなってきたころでの失点だったので、ちょっと、あれは入江投手がかわいそうだったなあ。さらに5回裏には山田選手に12球粘られた上で2ランを被弾。ノックアウトされてしまいました。

 続く石田投手も失点。牧選手が本塁打を放つも、三上投手も山田選手に被弾されて点差は縮まらず。本日も相手を苦しめることもなく敗退しました。

 これでチーム5連敗。試合の流れどうこうの話にもならないくらい勢いがなさすぎますね。ゲーム前半の勝負どころであっさり打たれ、負けるべくして負けてる感じ。逆転しそうな勢いもないわ。選手たちがペナント前半で早くも疲れちゃってる感じ。元気そう野手は牧選手とか関根選手とかしか名前があがってこない。

 大型連敗を助けるのは、大体いつも若手選手か2軍から上がってきたベテラン・中軸選手です。今季、開幕連敗を助けてくれたのは初勝利となった阪口投手。過去には梶谷さんのホームスチールや石川雄洋さんの逆転本塁打などもありましたね。

 誰か、2軍に活きのいい選手はいないのかしら。

■牧選手の課題はスタミナとケガ、セカンド守備だけ

  本日の打点は牧選手のみ。タイムリー2ベースと本塁打。いずれも右方向への強い打球です。広角に打てる好打者ですね。なんなら、ベイスターズさんが唯一得点を挙げられる打者と言いたくなるくらい。

 体格が良くて、バッターボックスでは軸がしっかりしていてぶれない。選球眼もいい。なんなら、ベンチ内ではメモをとっている様子も見られるので、研究熱心。ベンチから大きな声を出す元気もある。慣れないであろうファースト守備も好プレー連発。今のところ、非の打ちようのないルーキー選手です。

 ただ、ルーキーなのでね。ペナント1年働き切るスタミナがあるかどうか、ケガをせずに1年働き切れるかどうかは未経験なのでわからないですね。逆に言うと、課題はスタミナとケガ、それとソト選手が戻ってきたときのセカンド守備が不安っていうだけ。チーム的にはもう、いてもらわないと困るわ。

 今のまま、がむしゃらに頑張り続けてくれらば1年続けて活躍できるでしょうし、新人王もとれるんじゃないかと思うんです。チーム状態の悪い中で申し訳ないですが、野手では牧選手が頼りです。1年元気に働いてくれますように。 

【2021年4月14日対ヤクルト戦】

横002001000|3

ヤ003030100|7

明治神宮野球場(ビジター)

De3-7ヤクルト

敗戦投手 入江 (0勝3敗0S)

本塁打 牧 5号(6回表ソロ) ※Deのみ