ネフタリ・ソトのストライクゾーンが広げられている問題

 ヤクルト戦1勝1敗。なんとか勝ち越して交流戦に入りたいですね。

 本日の先発は有吉投手。コントロールが生命線の投手なのですが、初回先頭の塩見選手に死球でランナーを出してから調子が狂いましたね。死球を出す前まではポンポンといいところにストライクを2つ入れていたので、もったいなあと感じました。チャンスで代打を出されたこともあって、結果は4回3失点。本来のピッチングを発揮しそうなところで降板してしまいました。本当、立ち上がりは大事だわ。

 打線は相手ヤクルトよりも安打は出ているものの、もう一本欲しいところで出ない。決定的な一打が出ない。ビッグイニングを作れそうで作れない。要所を抑えられましたね。こういう試合、多いなあ。

 試合はリリーフの入江投手も打たれて、追いすがろうとしても突き放されてしまう展開に。最後はマクガフ投手にあっさりと締められて敗退。ベイスターズさんとしては口惜しい負け方でした。

■高めのストレートを空振りしてアウトコースのストレートを見逃すソト選手

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 本日は佐野選手4安打、牧選手2安打1犠飛と大活躍だったのですが、その前後を打つ桑原選手が1四球、ソト選手1安打、宮崎選手1安打とつなぎきれなかったのも敗因の一つだったように感じました。その後の大和選手3タコも痛かったですね。

 今のベイスターズ打線は牧選手が軸となっていますが、その前後を打つ打者がどれだけつなげられるか、どう圧力をかけられるかによって、得点力が大きく変わってくると思うんです。

 その一人がソト選手ですね。

 上記リンクの5月12日のときは5番を打っていたソト選手。あのときは巨人の菅野投手に横に揺さぶられて打ち切れなかった。四球に出しても次は大和選手なので、長打はないだろう、ボール球でもいいやという配球だったように感じました。

 その後、宮崎選手が復帰して3番を打つようになってからやや調子を戻したんですよね。四球で出すと、ランナーが溜まって牧選手勝負になるのを避けたい。すると枠内で勝負をせざるを得ない。枠内勝負なら、ソト選手も打てる。ということで、調子を戻したんじゃないかと私は勝手に思ってます。

 しかし、今回のヤクルト3連戦のヤクルトバッテリーにはやられましたね。

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 先月、高めストレートをサヨナラ弾にしているソト選手。そのため、高めストレートはつられやすい。この3連戦ではここを突かれました。

 また、アウトコースのボール球になるスライダーに今季はあまり手を出さなくなったソト選手ですが、アウトコースのストレートを攻めたチームはあまりなかったんですよね。今カードではここも攻められた。結果、高めストレートを空振り。アウトコースのストレートを見逃してしまい、チャンスで打ち切れない。こんな場面を今カードでは何度も見ました。

 ソト選手の攻め方について、今カードは他チームの研究材料になってしまったんじゃないですかね。ソト選手、うまく攻められて、自身のストライクゾーンを広げてしまって調子をまた落とさなきゃいいけどなあ。

 

【2022年5月22対ヤクルト戦】

ヤ210011000|5

横100010100|3  

横浜スタジアム(ホーム)

De3-5ヤクルト 

敗戦投手  有吉 (0勝1敗0S)