前日は平良投手の好投で1勝。本日の試合はどうなるでしょうか。
本日の先発は石田投手。立ち上がりはストレートで押していくも、2回裏に岡本選手にそのストレートを狙い打ちされたソロ弾を食らうと、慎重に変化球中心のピッチングに変化していきます。中盤から徐々にストレートも増やしていき、相手打者をうまく翻弄することができました。特に6回裏の1死3塁の大ピンチからのピッチングにはしびれました。坂本選手をカーブで三振に切って落とすと、2死1，3塁での大城選手相手にはカーブを意識させながら、ストレートとカットボールをうまく利用してまたもや三振。1点ビハインドという緊張感あふれる場面で我慢のピッチングを続けられました。7回1失点の好投です。
打線は相手先発の戸郷投手をなかなか打ち崩せず。2回表の1死1，3塁が唯一のチャンスでした。打席に立った宮﨑選手はサードゴロで凡退。好調だった宮﨑選手ですが、昨日から引っかける打球が増えてますね。ちょっと心配です。
結局、戸郷投手の完封勝利。ベイスターズ投手陣は、岡本選手のソロ弾のみに抑えましたが、勝負には負けてしまいました。前日の9回裏の岡本選手への被弾が本日の試合のフリになってしまったような気がします。
■相手投手の決め球をあえて狙ってみたらどうだろうか
本日の敗因は戸郷投手を打ち崩せなかったという一点に尽きるのではないでしょうか。ストレートとスライダーを中心にカウントを取られ、フォークで打ち取る。そのフォークもカウントを取るフォークと三振を取りに行くフォークと投げ分けてましたね。本日の戸郷投手のピッチングには、最終的にフォークを投げれば打ち取れるという自信のようなものが感じられました。
こういうとき、あえてそのフォークを狙いに打ってみたらどうでしょうね。一回、牧選手がそのフォークを狙ってファールになった場面がありましたけど、いいアプローチだと思うんです。
本日の場合、戸郷投手のフォークを一本でもいい当たりでヒットが出れば、ピッチングの組み立ても変わってくると思うんですよね。フォークが打たれる可能性があると相手に思わせるだけでも、試合展開に変化が生じると思うのです。
今季のベイスターズさんは戸郷投手相手に1勝3敗。防御率は0.86。このままだと、今季はカモにされそうな勢いです。どこかで止めないと。
【2023年5月24日対巨人戦】
横０００００００００|０
巨０１００００００× |１
東京ドーム（ビジター）
De０-１巨人
敗戦投手 石田 (2勝2敗0S)
