ベイスターズさんの詰めの甘さ問題

 ベイスターズさん、上位相手に3連勝中。この勢いを止めてほしくないですね。

  本日の先発は今永投手。初回、丸選手にソロ本塁打を打たれましたが、その後はゼロ行進を続けます。150㎞近いストレートとチェンジアップ、スライダー、110㎞台のスローカーブと緩急織り交ぜたピッチングで、7回を投げて9三振を奪います。

 打線はいまだ好調。4回表にソト選手の2ラン、牧選手のタイムリーで2点差に突き放します。6回には桑原選手のタイムリー2ベースで3点差に。中盤までは試合の流れを完全につかんでいました。

 しかし、7回裏に中田選手の2ランとウィーラー選手のソロ本塁打でいきなり同点に追いつかれてしまいます。それまでテンポよく投げてきた今永投手でしたが、また、一歩手前のところで勝利投手を逃してしまいました。

 試合は同点のまま試合終了。正直、勝てた試合でした。

■7回で3点差はまだ安心できる点差ではない

 ベイスターズペースの試合でしたが、7回表あたりで暗雲が立ち込めてきます。マウンドに上がったのはケガ明けで2か月ぶりにマウンドに上がった巨人・中川投手。緊張もあったと思うんです。狙い球を絞った上での凡打なら仕方ありませんが、佐野選手、ソト選手が計3球で2アウト。次の宮崎選手も初球を叩いて内野ゴロ。計4球で7回表の攻撃を終えてしまいました。せめて、宮崎選手が粘ってくれれば、次の結果は違ったものになったような気がします。

 7回裏。今永投手は先頭丸選手を三振にきってとるも、岡本選手に2ベースを打たれてしまいます。次の中田選手に放ったインハイのストレートを2ラン被弾。この球はかなりいいコースに決まっていたので、しょうがないと思うんです。まだまだこれで1点リード。次のウィーラー選手へ投じた初球チェンジアップが中に入っちゃいましたね。ソロ本塁打を打たれて同点になってしまいました。この被弾は防げたような気がします。

 雰囲気としてはベイスターズの快勝の流れでしたが、ちょっとした気の緩みが勝ち星を失うという典型的な例を見せつけられたような気がしました。もったいない試合だったと思います。まだチームとしての詰めが甘いのかな。

 

【2021年8月22対巨人戦】

横000301000|4

巨100000300|4  

東京ドーム(ビジター)

De4-4巨人

本塁打 ソト 17号(4回表ソロ) ※Deのみ