慌てる平田真吾問題

 ラミレス監督や石川雄洋選手の退団問題があがっております。でも、試合はまだありますよ。

 ■ミスがあったら負ける投手戦

【2020年10月24日対広島戦】

 本日の先発はDe井納、広島森下のベテランルーキー投手対決です。結果、両投手とも好投でしたね。井納投手は序盤、浮き球が多かったように見えましたが、中盤から変化球が低めに決まるようになり、ベテランの投球を見せていました。

 打線は森下投手の力のあるストレートとキレのあるスライダーに手が出ず。試合は1-1の同点のまま終盤に。

 8回表、リリーフでつないだベイスターズさんはマウンドを平田投手に託します。下位打線を2死にしつつも菊池選手がヒット、そしてディレードスチールで2死3塁。森下投手に投げたスライダーを右方向に打たれて逆転されてしまい、そのまま敗退。

 森下投手の好投にやられた試合ではありますが、8回表のディレードスチールは平田投手の暴投。森下投手のライト前ヒットは、ライトのオースティン選手が前進していたにもかかわらず、ホームで刺せずに送球が逸れる。この2点は、ベイスターズさんのミスだった。敗因の1つだったと思います。僅差の試合はワンプレーが敗因にもなるし勝因にもなる。細かいプレーを丁寧にできる選手が揃わないと、優勝は難しいのではないでしょうか。

 あと本日、ロペス選手日米2000本安打が達成されました。これはめでたい。

 ■正念場で落ち着いてプレーができる投手が任される

 

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 平田投手ね。この間も言いましたが、ピッチングの幅が広がって、信用度が増してきております。今季は先発投手やリリーフ投手が作ったピンチを切り抜けるような立ち位置での仕事が増えてきました。国吉投手や砂田投手とともに勝パに近い投手です。

 本日の決勝点となってしまったのは森下投手のタイムリーヒットです。このときのスライダー一辺倒の配球もいかがなものかと思いますが、それよりも菊池選手のディレードスチールの暴投の方が問題じゃないかと。慌てずにランナーを意識してプレーしてもらいたかったですね。

 信用度が増してくると、正念場を任される場面が増えてきます。そうした場面でも落ち着いてパフォーマンスを発揮できるようにならないと、平田投手、もう一つステップアップができないと思うんです。これは平田投手の課題かもしれません。ピッチング以外のプレーも精度をあげていってくれれば、勝パからセットアッパーなど、もっと大事な立ち位置で仕事をすることになるのではないでしょうか。30歳を超えた投手ですが、まだまだ上を目指してほしいです。

 

広000010010|2

横001000000|1

横浜スタジアム(ホーム)

De2-1広島

敗戦投手 平田 (1勝1敗0S)