ベイスターズさん、守備面も問題

 交流戦初戦をとって2戦目です。

 先発は石田投手。立ち上がりは悪くなかったですが、2回裏先頭の浅村選手の内野安打以降、コントロールにずれが生じ始めた感じがありましたね。ここ数試合は各登板四球1以下に抑えていたものの、本日は5四球。コースぎりぎりの球がことごとく外側に外れていたように見えました。

 2回以降、毎回ランナーを出す苦しいピッチングとなりましたが、5回1失点と結果としては合格点。粘りのピッチングでしのぎましたね。

 打線は相手先発の田中マー投手を打ちあぐねます。スライダー、ツーシームの横の揺さぶりにスプリット。コントロール抜群で、打てるボールがなかなかありません。そんななか、6回裏、宮﨑選手がファーストストライクの甘いスライダーをレフトスタンドに一閃。同点に持ち込みました。

 しかし、7回裏にウェンデルケン投手のワイルドピッチで逆転を許します。8回裏は辰巳選手のタイムリーでさらに2点差となってしまいます。そのまま楽天さんは9回に松井投手を投入し、逃げ切り。ベイスターズさんは仙台2戦目を落としてしまいました。

 試合の”流れ”はシーソーのようにいったりきたりという感じでしたが、ベイスターズさんの失策で一気に楽天さんが”流れ”を持っていってしまいました。

■1点差ゲームは1つの守備で勝敗を決める

 3回裏は四球で2人をランナーを出すもけん制で1人刺します。しかしワイルドピッチで2塁に進ませてタイムリーで1失点。7回裏は先頭の山崎選手が右中間を破る3ベース。ライト楠本選手が追いつきそうなところを後ろにそらしてしまっての3ベースでした。そしてウェンデルケン投手のナックルカーブを戸柱選手が後ろにそらして1失点。8回裏は先頭安田選手をヒットで出して、伊藤ゆ選手バント、次の辰巳選手がボテボテの三遊間ヒットで1失点。レフト関根選手は浅く守っていましたが、バックホームへのラインを出せずにやや暴投気味。きっちり守っていれば、1点差勝負の試合になっていたのではないでしょうか。

 本日の試合は守備で負けた試合だったと思います。1つの守備機会で勝敗を分ける試合は数多くあります。首位に食い下がるために、引き締めていってほしいですね。

 

【2023年5月31楽天戦】

横000001000|1

楽00100011× |3  

楽天モバイルパーク宮城(ビジター)

De1-3楽天

敗戦投手 ウェンデルケン (1勝1敗0S)

本塁打 宮﨑 10号(6回表ソロ)