対広島最終戦です。ペナントレースがもうすぐ終わってしまいますね。
■リリーフデーの成功例?
【2020年10月25日対広島戦】
本日の先発はDe武藤、広島中村祐太投手の両投手対決、というかベイスターズは、本日リリーフデーですね。先発同士の対決というより中村投手対ベイスターズのブルペン陣という内容の試合です。
ベイスターズ打線は立ち上がりの中村投手を攻めて1点を取りますが、2回以降はなかなか攻め切れません。降板後は、ストレート一辺倒で攻めるケムナ投手から2点取れました。
ベイスターズリリーフ陣は武藤投手以下、伊勢投手、エスコバー投手、パットン投手、石田投手、三嶋投手とそれぞれの個性を遺憾なく発揮したピッチングで広島打線を完封。リリーフデーで勝利を挙げました。
ベイスターズさんは10月23日時点で優勝可能性が消滅。明日が休みであることも考えると、リリーフデーでもまあいいかと思ってしまいますね。でも、ペナント中盤の連戦中でリリーフデーだとリリーフ陣の疲労を考えてしまいます。
前にも言いましたけど、リリーフデーは基本的に悪手だと思ってます。今の時期だったら、阪口投手とか中川投手とかまだ上げられないのかしら。若手先発投手も見てみたいわ。
■アレックス・ラミレス監督の采配を総括してみよう
今季、優勝可能性がなくなったタイミングでアレックス・ラミレス監督の退団が決まりました。まだ試合はありますが、タイミング的に、今のうちにラミレス監督の采配を私見で総括してみようと思います。ちょうど、本日はラミレス監督お得意のリリーフデーだったし、やるなら今でしょ?
▼2番打者強打者論
2016年から2017年は梶谷選手が2番に入ることが多かったですが、2018年以降は流動的になり、ソト選手が2番に入ることが増えました。ラミレス監督がよく使う采配の1つですね。
2番打者強打者論って、1994年の根本陸夫さんが監督だったときの福岡ダイエーホークスのカズ山本さんが一番古いのかな。当時、”バントをしない2番打者”と名付けられていた覚えがあります。ベイスターズでは山下大輔監督時代に鈴木尚典さんが2番を打ってましたね。そういえば、根本さんも山下さんもメジャー志向でしたね。
でも、まだ2番強打者で優勝しているチームを見たことがない。1994年から20年以上経っているのに。
優秀な投手が多い日本では投手戦になることが多い。となると、打線はつなぎの”やきう”もできるチームが強くなる。2番打者強打者でもある程度勝てるかもしれませんが、優勝は難しいかもなあと思っています。
あと、2番は強打者でもいいけど、せめて足の速い選手がいいなあ。1番がアウトでも2番が出塁して盗塁できれば、スコアリングポジションでクリーンアップを迎えることができるじゃないですか。
▼8番投手
これは打線的にはどっちでもいいなと思っています。チャンスの場面で8番打者が打席に立つか、9番打者が打席に立つか、割合的にはあまり変わらないでしょ。大体、ラミレス監督、投手交代早いんだから。すぐ代打出すでしょ。
8番投手問題って上位打線とのつながり次第ですよね。9番に足の速い選手がいて、1,2番にポイントゲッターが並ぶならわかる。今年によく見た戸柱選手の9番はよくわからなかったなあ。投手より打てないと思われてるのかなあ。
あと、この問題って投手がどう思うかですよね。先発投手はどう思ってるんだろ。
▼早めの投手交代
早めに先発投手を降ろしたら、先発投手が育たないような気がするなあ。でも、ラミレス監督はその時々によって引っ張るときは引っ張りますね。以前は、今永投手がぼっこぼこに打たれてても代えないこともあったし。山口俊投手とかは130球以上投げても完投させたこともあったし。
ラミレス監督就任当初は、「先発投手は初回からマックスの力を発揮してほしい」ってなことを話していましたけど、そういうことじゃないような気がするなあ。立ち上がりは相当いい投手でない限り、”マックスの力を発揮”するのは簡単ではないと思うんだよなあ。
▼優勝はできなかったけど
優勝はできなかったですが、5位6位が定位置だったチームを上位の強いチームにしてくれたのは、編成チームとラミレス監督の力によるものが大きいと思います。長い期間ご苦労様でした。こういう”やきう”もあるんだなあって思いました。
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ふと思いましたが、この広島3連戦、投手戦ばっかりでしたね。広島戦といったら殴り合いの乱打戦が多かったですけどね。各チーム、選手編成のシフトチェンジが着々と進んでいるってことなのかしら。
広000000000|0
横10000002× |3
横浜スタジアム(ホーム)
De3-0広島
勝利投手 伊勢 (2勝0敗0S)
セーブ 三嶋 (1勝1敗17S)本塁打 ソト 22号(8回裏ソロ)