消化試合じみた空気感がありますが、それでも試合はまだまだあるのです。
■先制、中盤で逆転、ダメ押しと理想的な試合展開
【2020年10月6日対巨人戦】
本日の先発はDe平田、巨人田口の両投手対決です。平田投手、立ち上がりはコントロールが定まらなかったものの、2回以降は落ち着いたピッチング。4回に甘く入った変化球を丸選手に被弾されてしまいますが、5回2失点と、ブルペンデーを匂わせた登板にしては、上々の結果となりました。
打線は初回3連打をビッグイニングにできなかったものの、6回に相手のミスにつけこんだ上に2本の本塁打で一気に逆転。9回にはダメ押しのタイムリーと、今のベイスターズさんらしい点の取り方でした。2番に出塁率チーム3位の宮崎選手を入れたのが功を奏しましたね。試合展開的にも理想的。リリーフ陣もよく抑えて勝ちました。
本日はなにはなくとも、NPB3位の遅い初勝利、平田投手に尽きますね。
■何気にピッチングの幅を広げている平田投手
ずーっと平田投手のことを書きたかったのですが書くタイミングがなかったのですが、やっと書けますよ。
今季の平田投手はモップアップ的な立場から、もつれた中盤や先発が崩れたピンチの場面で登板することが増えました。ワンランクアップしてますね。防御率も3点台と落ち着いています。
平田投手といえばコントロール難と150㎞越えのストレートと曲がりすぎるスライダーが武器（？）ですが、今季はフォークもいいですね。コントロール難も今季は明らかな抜け球が減ったので、相手打者にとって嫌な投手になってきたのではないでしょうか。
本日はプロ7年目通算130試合目で悲願の初勝利。今までに何度もチャンスがあったのになぜか勝てなかった。これも中継ぎ投手の宿命。でも、諦めずにやっていけば、いいことはあるんですね。将来の平田投手のためにも、本当に勝ててよかった。
今後、先発入りするかもしれないし、しないかもしれない。平田投手が輝ける場所で働いてくれれば、どっちでもいいんじゃないですかね。まだまだ、平田投手はいい場面で働ける力を持っていると思います。来季も楽しみです。
横１００００４００１|６
巨１００１０１０００|３
東京ドーム（ビジター）
De６-３巨人
勝利投手 平田 (1勝0敗0S)
セーブ 三嶋 (1勝1敗12S)
本塁打 ロペス 6号(6回表2ラン) 、 ソト 19号(6回表ソロ)※Deのみ
