林琢真は局面に合わせたバッティングができるか問題

 本日からは神宮ヤクルト3連戦です。牧選手が肉離れで抹消してしまいましたが、若手内野手からしてみたら、逆にチャンスと言える状況ではないでしょうか。

 先制したのはベイスターズさん。2回表に宮﨑選手ヒット、山本選手の2ベースで無死2,3塁となります。森選手が三振も、林選手が初球のインコースのフォークを引っ張ってタイムリー3ベース。林選手は約1か月半ぶりのスタメンでしたが、牧選手抹消で空いたポジションに入り込んで、素晴らしいアピールとなりました。

 打線は3回表にも、佐野選手と宮﨑選手のソロ弾が飛び出して4点差。8回表には1死満塁のチャンスに宮﨑選手のサードゴロ、山本選手のタイムリーで3点のダメ押し追加点を入れることができました。

 先発はケイ投手。立ち上がりからリズムよく投げて相手スコアに0の文字を刻んでいきます。捕手の山本選手はほとんど真ん中に構えてましたね。バッテリーで話し合って、そう決めたのでしょうか。山本選手がサインを出してから投球するまでのテンポもよかったです。そのリズムにヤクルト打線が入り込めなかったような印象を受けました。結果、8回無失点の快投。試合も野手全員安打で大差の完封勝ち。快勝でした。ケイ投手の好投もそうですが、林選手の一打が勝利を導いたとも言っていいのではないでしょうか。

■5月6日以来の打席となった林選手の値千金のタイムリ

 代走、守備固めといった起用が多く、打率も1割を切っていた林選手。ただ、3つの盗塁を記録しており、守備面でも好守を見せていました。

 なかなかスタメンに座ることのなかった林選手ですが、牧選手のケガ抹消により、本日、スタメンのお鉢が回ってきました。

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 ここ最近の打席では無理に粘るような打席が多く、強引に左方向の打球を意識しすぎていたように見えました。本日の第1打席目では1死2,3塁前進守備の場面で思いっきり引っ張りましたね。この局面で大事なのは外野に飛ばせるような強い打球。そんな中で見事に1塁線を抜ける打球を放ちました。局面に合わせたアプローチがしっかりとできた結果だと思います。また、チーム的にこういった場面ではここ数日、凡退する場面が多かったので、この一打は大きかった。アピールする場面の少なかった林選手にとっても大きな一打となったのではないでしょうか。

 今、若手野手陣は1軍昇格、ポジション争いが激化しています。2軍では本日、井上選手が本塁打。度会選手と梶原選手はマルチヒット。虎視眈々と1軍昇格を狙っています。1軍では森選手がレギュラーポジションをしがみつくようにヒットを積み重ねています。その中でも、林選手は林選手らしいパフォーマンスで地道に首脳陣へアピールをしていってほしいなと思っています。

【2024年5月21対ヤクルト戦

横022000030|7

ヤ000000000|0

明治神宮野球場(ビジター)

De7-0ヤクルト

勝利投手  ケイ (2勝4敗0S)

本塁打 佐野 2号(3回表ソロ) 宮﨑 3号(3回表ソロ)