宮﨑敏郎の右足にかかるチームの浮沈問題

  本日からはハマスタヤクルト戦です。やや停滞気味のベイスターズさんですが、上向きとなるきっかけを作れるといいですね。

 先発は大貫投手。抜け球が多かったり、甘めのボールが多かったりとコントロールがやや荒めでしたね。かと言って、すごい悪いかというと、時々ビシッといい球がいったりする。立ち上がりからなかなか落ち着いた状態に持って行けませんでしたね。結果は4回2/3で3失点。コースヒットも多かったですが、今年の大貫投手はこういう投球が多いような気がしますね。

 打線は3回までに野選や併殺間の得点で3点。アウトでも得点を取れたという言い方もできますが、そのチャンスで1本ヒットが出れば、ビッグイニングになる可能性もあったのではないかと思いました。そうはならずに試合は同点のまま終盤に進みます。

 9回表に登板したのはヤマヤス投手。1死から長岡選手にコースヒットで出塁させてしまうも、中村選手が送れずに2死。代打で登場した川端選手が1塁線を高いバウンドで抜ける長打で逆転されてしまいます。長打警戒のため外野は右中間を締めていたため、打球を追うのが遅れましたね。盲点を突かれてしまいました。

 試合は逆転できずに敗退。停滞気味の打線の状態がそのまま勝敗に反映されてしまったような試合でした。

■宮﨑選手のバッティングは軸足でできている

  6月28日に右足の張りで退場した宮﨑選手。しばらく代打要員としてベンチを温めていましたが、本日はスタメン出場を果たしました。しかしヒットは出ず。当たり自体もあまりよくありませんでした。負傷退場となって以降、未だにヒットが出ていません。

 宮﨑選手というと、軸足となる右足を一本立ちにしてタイミングをとりながらインパクトを捕らえるバッティングフォームで知られています。本日の試合では、右足の踏ん張りというか、粘りみたいなものが足りずにスイングに入ってしまうように見えてしまいました。そうすると、ボールを引きつけきれずに変化球を引っかけてしまったり、ボール球にも手を出してしまったりと宮﨑選手らしからぬバッティングとなってしまう。

 ちょっと宮﨑選手の状態は気になりますね。宮﨑選手のバッティングはベイスターズ打線の核の部分ですからね。宮﨑選手の右足はチームの浮沈に関わると思うんで、無理はせずに、夏までに回復できるようなスケジュールを組めないかしら。

 

【2023年7月4日対ヤクルト戦

ヤ110010001|4

横102000000|3

横浜スタジアム(ホーム)

De3-4ヤクルト

敗戦投手 山﨑 (0勝5敗18S)