本格的に復調の兆しを見せるネフタリ・ソト問題

 6連敗中のベイスターズさん。早いうちに連敗を止めてほしいところですが、本日の試合はどうなるでしょうか。

 先発は石田投手。立ち上がりはストレート系のボールを打たれ、2回はカーブを狙い打たれて2回までに3失点。本日も嫌な空気が球場内に流れます。

 1回裏に牧選手が2ラン本塁打を放ち、追い上げムードをみせたものの、5回表にもマクブルーム選手の犠飛で1失点。2点ビハインドで重い雰囲気のまま試合は終盤へと進んでいきます。

 ただ、石田投手が結果が伴わないながらも粘りの投球を見せていたことや中継ぎ陣の踏ん張りで、試合終盤で展開が変わっていきました。特に8回表の伊勢投手の牽制刺は流れが大きく変わるポイントだったように感じました。

 まず7回裏に代打楠本選手が1死2、3塁でなんとか内野ゴロで1点をもぎとって1点差に詰め寄ります。8回裏にはじっくりと攻めた佐野選手が先頭で四球をもぎ取り、関根選手バント、宮﨑選手の当たりがサードエラーを誘います。1死1、3塁の場面でアウトハイのカットボールを牧選手がライトスタンドに放り込んで一挙逆転。さらに、続くソト選手もソロ本塁打で突き放して、ダメ押しです。

 最後はヤマヤス投手が12日ぶりのマウンドで12球連続直球を投げる気迫のセーブで、6連敗をストップしました。

 ちなみに今季観戦負けなしの私が現地にいましたよ。胸のつかえがとれるようなナイスゲームでした。

■開幕直後から比べると徐々にコンタクトができるようになっているソト選手

 本日の試合は牧選手の働きはもちろんのこと、ソト選手の一発が大きな決め手となったような気がします。

 開幕直後のソト選手はWBC帰りということもあってか、ストレートには振り遅れ、変化球には全く軌道にあっていないスイングを見せるなど、言ったら悪いですが、目も当てられない状況だったように感じました。

 ほぼ空振りばかりだったソト選手でしたが、月日が経るうちに徐々にファールになり、徐々に打球が前に飛んでいくようになっていきました。

 復調の兆しを見せたのは5月5日の神宮ヤクルト戦の1号本塁打を放ったあたりからですかね。翌日もマルチヒットを放っていました。

 ストレートを詰まりながらも外野の前に飛ばすようになり、変化球も軌道に合わせてスタンドインするような打球が増えていきました。まだ、ファールになってしまうことが多いですが得意の「あっち向いてほい」打球も増えてますね。

 これまで下位打線に座ることが多かったソト選手ですが、本日は開幕カード以来のクリーンアップでの打席。見事に仕事を果たしてくれたと思います。これからはランナーを置いての一発を期待したいですね。

 

【2023年5月17対広島戦】

広120010000|4

横20000014× |7  

横浜スタジアム(ホーム)

De7-4広島

勝利投手 伊勢 (2勝0敗1S)

セーブ 山﨑 (0勝3敗10S)

本塁打 牧 7号(1回裏2ラン) 牧 8号(8回裏3ラン) ソト 3号(8回裏ソロ)