大貫晋一のツーシームとスライダー系、対となる変化球問題

 本日からはハマスタ中日3連戦です。

 先発は大貫投手。5回まで無失点投球でしたが、6回表に石川選手に2ラン本塁打を打たれてしまって降板となりました。

 打線は相手先発の涌井投手を攻められず。中日リリーフ陣にも抑えられて完封負けです。

■大貫投手はツーシームもスライダー系も甘く入ったら最後

 8月5日以来の先発マウンドとなった大貫投手。本日はツーシーム、スライダー、スプリットとコースと角度を広く使った投球をしているように見えました。その中で、ツーシームとスライダー系という対となる変化球が一つのポイントとなりました。

 立ち上がりは右打者のインコースツーシームを突いていくも、カット・スライダー系が甘く入ることが多かったように思いました。失点とまではいかずに踏ん張っていると、徐々にカット・スライダー系が低めに決まるようになっていきます。しかし中盤を超えた6回表、初球ツーシームが甘くなってブライト選手がヒットで出塁。2死まではたどり着きますが、石川選手の初球の甘く入ったスライダーをセンター方向にたたき込まれてしまいました。

 どちらも狙われましたかね。対となるツーシームとスライダー系の球が両サイドに決まらずに甘く入ってしまうとあまり意味がなくなってしまうというか。相手打者を惑わし切れなくなってしまうのかなと思いました。

 6回表の失点は大貫投手のスタミナ切れが原因だったのかなあ。本日は、大貫投手本来の投球に近いものだったように感じたので、次回登板に期待したいですね。

 

【2023年9月12日対中日戦

中000002001|3

横000000001|1

横浜スタジアム(ホーム)

De1-3中日

敗戦投手 大貫 (3勝4敗0S)