ベイスターズさんの対広島戦対策問題2023

 さあ、8勝17敗と昨季大きく負け越した対広島戦シーズン初戦です。しかも、3勝9敗となかなか勝てなかったマツダでの3連戦です。苦手意識を持つ前に早めに勝ちたいですね。

 先発は今永投手。WBCでは決勝で先発を任された今永投手ですが、NPB球と合わずに調整に時間がかかり、本日になってやっと今季初先発となりました。

 その今永投手は立ち上がりからストレートで押していく投球で、広島打線を翻弄します。中盤からは変化球を増やしていきます。ストレートの強さは今まで通り。変化球はスライダーのキレが昨季よりよくなっているような気がしますね。決め球にスライダーを使うことも増えました。8回無失点の圧巻のピッチングです。

 打線は相手先発のコルニエル投手をなかなかとらえることができませんでした。150km超えストレートにカーブ、スライダー、スプリットと変化球も多彩。ストレートに差し込まれ、ボールになる変化球を空振る場面を多く見られました。

 大きなチャンスは3回表と8回表の2回。3回のチャンスは今永投手のヒットと四球、バント、死球で1死満塁。しかし牧選手のショートフライと桑原選手のショートゴロで残塁となってしまいます。

 8回表は四球2つと宮﨑選手のヒットで無死満塁。牧選手の凡退でまたダメかと思わせた刹那、桑原選手の代打・楠本選手が1,2塁間を抜けるかという当たりを放ち、1塁はアウト、3走はホームインでなんとか1点だけもぎとります。コンタクト能力の高い楠本選手がベンチにいるのは心強いですね。牧選手は心配です。

 この虎の子の1点を守るべく、9回裏はヤマヤス投手が登板。危なっかしいツーシームもありましたが、力強いストレートと低めのツーシームでなんとか抑えきり、初カード広島戦の初戦を取りました。

■対広島初カードで今永-大貫-東(予定)となりふり構わぬ先発ローテ

 表題の「ベイスターズさんの対広島戦対策問題2023」はちょっと大きく出すぎましたかね。初カードをなりふり構わず、今永-大貫-東(予定)という力のある先発投手をぶつけるということが一応の対策ということになるのではないかと思ってます。

 広島さん以外でいうと、阪神さんは開幕3連敗を喫するも、ホームで2連勝。巨人さんは初カード勝ち越しで、次のカードは1勝1敗。ヤクルトさんとは1勝1敗で五分。中日さんは2連勝と、ここまで各カード、大きな負け越しはなく、どのチームにも苦手意識を持たずに戦ってきました。

 昨季の広島戦は、開幕カードでホーム3連敗。次のマツダも3連敗と序盤でつまずきました。このつまずきが苦手意識へとシフトされ、シーズン通して大きく負け越してしまったのではないかと思うのです。

 何事も初めが肝心。今季は初カードを勝ち越して、苦手意識を持たずに戦えるようにしたいですね。

 

【2023年4月21対広島戦】

横000000010|1

広000000000|0  

マツダスタジアム(ビジター)

De1-0広島

勝利投手 今永(1勝0敗0S)