ケガ明けの大貫晋一のピッチングが微妙問題

 5連勝中のベイスターズさん。どこまで連勝を伸ばせるでしょうか。

 先発は大貫投手ですが、立ち上がりからピリっとしません。1回裏は高橋周平選手相手にスプリットが甘めに入りタイムリー2ベース。3回裏は細川選手相手にストレートが甘めに入り、タイムリー。5回裏はバント処理の失敗もあって甘いスライダーを押っつけられてタイムリー。その後三嶋投手につなぐも溜まったランナーを内野ゴロで返されて、大貫投手は4回1/3で4失点です。

 試合は打たせて取るタイプの松葉投手からなんとかランナーを溜めて内野ゴロで1点ずつとり、5回までに2点ビハインド。しかし、6回表にリリーフにあがった中日さんの鈴木、谷元両投手が突如崩れて死球四球を連発して、押し出し、犠飛、タイムリー2つと捕逸で一挙逆転です。

 そのままベイスターズさんは森原ーウェンデルケンー伊勢ーヤマヤスと鉄壁のリリーフ陣で逃げ切り6連勝です。

 本日の試合は中日さんの自滅だったとも言えますが、相手のミスから一気にたたみ込んだベイスターズさんの勢いが顕著に出たゲームだったと思います。また、中日さんによるベイスターズさんへの苦手意識も試合に表れたような気もします。投手が厳しく攻めようとすればするほど、死球や四球を出してしまうというね。ペナントレースではこの苦手意識が最大の天敵なのではないかなと思っています。

■今年の大貫投手は大丈夫だろうか?

 今季の大貫投手は2月28日に右三角筋後部線維肉離れが判明し、初登板は4月22日。このときは敗戦投手となり、今回が2回目の登板です。前回登板はそんなに悪くなかったように見えましたが、本日はやや球が甘くうまく押っつけられてヒットを重ねられてしまった印象があります。

 大貫投手というと、右打者にツーシーム、左打者にカットボールを投げ込んでカウントを取り、スライダーやスプリットで三振を取っていくようなピッチングスタイルです。今季はこの変化球がうまく打たれてしまっています。

 モニターで見ている限りはストレートの球速や変化球の変化量は悪くないんですけど、キレが悪いんですかね。あと、素人目で申し訳ないんですけど、肩周りの可動域が昨年より硬いような気がするんですよね。気のせいであってほしいんですが。

 次回登板以降に修正してきてほしいのですが、我慢して投げていたら国指定の難病だと発覚した三嶋投手の例もあるので、心配だなあと思っています。

 

【2023年4月29対中日戦】

横001015000|7

中101020000|4  

バンテリンドーム(ビジター)

De7-4中日

勝利投手 三嶋 (3勝0敗0S)

セーブ 山﨑 (0勝1敗8S)