桑原将志のケガ再発問題

 現在4連敗中のベイスターズさん。大型連敗は避けたいんですけどね。

 先発はバウアー投手。序盤はやや高めにボールが浮いていたように感じました。アメリカではわかりませんが、日本では高めのストレートは詰まっても内野の上を越されてテキサスヒットになる可能性があるんですよね。連打を食らって2回までで2失点。初回先頭の大島選手に初球のカットボールを狙い撃ちされて2ベースとしてしまったところで、リズムを戻せなかったというのもあるかもしれませんけどね。

 ただ、さすがサイヤング賞投手ですね。3回以降は毎回のようにランナーを出すも失点にはつなげないピッチング。球も低めに集まるようになりました。見事な修正力だったと思います。結果6回2失点です。

 6回表には内野陣が挟殺プレーをアウトにできない場面がありました。バウアー投手、吠えまくってましたね。二死満塁としてしまうも、投ゴロに斬って落とし、捕球したバウアー投手は送球せずに一塁まで走ってアウトにしていました。その後、ベンチに帰るまでも吠えまくってました。

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 チーム状況として、優勝を狙える位置にはいるものの勝ちきれない試合が増えており、勢いにも陰りがあるベイスターズさん。バウアー投手の咆哮にはファンや選手それぞれの思いを代弁してくれたように感じました。

 打線は初対戦となるメヒア投手をなかなか打ち崩せず、やっと8回裏にチャンスを呼び込みます。先頭ソト選手の2ベースを皮切りに楠本選手のタイムリーヒット、関根選手の内野ゴロの間の1点で同点に。試合は9回以降、両チームのリリーフ合戦と持ち込まれます。

 同点のリリーフ合戦となれば、ホームゲームとなるベイスターズさんの有利に働くはずですが、ランナーを出しても出しても得点にはつながらず。結局延長12回引き分けとなってしまいました。

 ベイスターズさんの勢いのなさが反映された試合だったように思います。逆に逆転サヨナラとなっていれば、勢いを取り戻す試合になっていたかもしれませんね。それでもリリーフ陣はよく踏ん張っていました。8回以降タナケンーヤマヤスーウェンデルケンー森原ー伊勢の継投では全て三者凡退。伊勢投手は前日の試合分をしっかりやり返していたのは良かったと思います。

■桑原選手の復帰は早すぎたのではないだろうか

 本日11回裏。先頭桑原選手がヒットで出塁すると盗塁を試みます。しかし塁間で全く動けなくなりタッチアウト。おんぶをされながら退場していく場面が見られました。

 桑原選手は6月14日に肉離れで戦線離脱。2週間足らずの25日に1軍復帰を果たしました。

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 復帰が早いなあと思っていたのですが、この復帰の早さが今回のケガにつながったような気がします。

 2対2の同点延長で盗塁のサイン。非常に緊迫感のある試合の中での緊迫感のあるプレーとなります。スポーツをしたことのある人、特に大会などに出場したことのある人ならわかると思うのですが、緊迫感のあるプレーって、体がガチガチになるか、思いのほかパフォーマンスが発揮されちゃうかのどちらかになることが多いと思うんです。今回の場合は後者にあたるんじゃないかなあ。

 身体の状態って頭で考えているよりも脆弱なんだと思うんです。思ったよりも体が動かない。または、「思ったよりも体が動くなあ」と思っていてもあとでガタがきてしまったりする。桑原選手は2軍で調整した後に1軍昇格となりましたが、「体は動く」けれども「思ったよりも脆弱だった」ということだったんじゃないかと思うんです。

 全て推論にすぎないのですが、しっかりと体の状態を整えてから、8月以降に復帰でもよかったのではないかと思いました。桑原選手の力は絶対に必要なので、なおさらね。

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【2023年7月1日対中日戦

中110000000000|2

横000000020000|2

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De2-2中日