広島戦カード1勝1敗です。できれば勝ち越したいですね。
先発は石田投手。立ち上がりが悪かったですね。ボールストライクがわかりやすく、ほぼボール先行。初回に1失点。2回表も1失点と序盤は広島さんペースでし合いが進みます。しかし、中盤から石田投手らしいピッチングに修正してましたね。序盤には入らなかったカーブがストライクになっていき、右打者インハイへのクロスファイアが決まり、チェンジアップ、スライダーで空振りを誘えるようになっていきます。
2点先制された上、立ち上がりから好投を続けている先発・森下投手を相手にしていましたが、なぜだか今のベイスターズさんは逆転できそうな雰囲気がありますね。98年の空気感とちょっと似てきました。
5回裏。桑原選手が追い込まれたあとのストレートをレフトスタンドへ一閃。反撃の狼煙を上げます。2死になるも8番京田選手がヒットで出塁すると、9番代打に大和選手が登場します。森下投手と好相性で得点圏で強い大和選手をここで使うのはもったいないかなと思いましたが、1-1カウントで京田選手が盗塁成功。大和選手がタイムリーで一気に同点にもちこみます。
終盤はリリーフ合戦となり膠着状態が続きますが、9回裏に宮﨑選手がファーストストライクをライトスタンドへ弾き返し、サヨナラ弾で試合をものにしました。
■98年を彷彿、それ以上の布陣を整えたリリーフ陣
本日の勝利投手は森原投手です。今季はこれまで7登板7回無失点という見事な投球を続けています。
昨年、トレードで加入した森原投手。ストレートは常時150km越え。スライダーはあまり投げないですが、フォークはキレてますね。本日は9回表に登板し、サクッと三者凡退で締めました。
防御率0点の森原投手が今のベイスターズさんのなかではリリーフ5番手6番手あたりに位置しているんですよね。抑えにヤマヤス投手。セットアップに伊勢投手。中盤を担うのが、エスコバー投手、入江投手、三嶋投手、ウェンデルケン投手に森原投手。セットアップに上茶谷投手と宮國投手。信頼度の高い投手たちがベンチで控えています。
本日に至っては、ヤマヤス投手と伊勢投手を温存した上で接戦を制しています。なんなら先発陣も調子が良いので、好調リリーフ陣の登板間隔が空いてしまうといううれしい悩みも発生しています。
そういえば、98年に優勝したときも先発陣もリリーフ陣も充実していたんですよね。大魔神・佐々木投手のほかにも五十嵐投手、阿波野投手、島田直也投手、横山投手と、中継ぎ陣でローテーションを敷けるほどの顔ぶれ。今季のリリーフ陣はそれ以上の布陣と言えるのではないでしょうか。
あとは、各投手がどれだけ今の状態を維持できるか。ケガなく過ごせるかですね。現在、好調のベイスターズさんですが、いつどうなるかはわからないので、足元をすくわれないように、一つ一つ取れる試合を取っていってほしいと思います。
【2023年5月4日対広島戦】
広１１０００００００|２
横００００２０００1×|３
横浜スタジアム（ホーム）
De３×-２広島
勝利投手 森原 (1勝0敗0S）
本塁打 桑原 2号(5回裏ソロ) 宮﨑 5号(9回裏ソロ)
