桑原将志の離脱とシーズンのリーグ優勝問題

 交流戦優勝を狙うためには大事な一戦。ロッテ戦カード3戦目です。

 先発は石田投手。立ち上がりは四球2つでピンチを迎えましたが、コース、高さを丁寧に突く投球で、なんとか無失点に。2回3回と三者凡退に斬って落としますが、4回表先頭の中村奨吾選手に先制弾を浴びてしまいました。追い込んではいたのですが、高め要求のストレートが甘く入ってしまいましたね。これが唯一の失投だったと思います。緩急をうまく使って5回1失点。球数は82球でしたが、相手先発の佐々木朗希投手との投手戦だったこともあって、チャンスの場面で石田投手に代わって代打・オースティン選手と、三浦監督は早めに勝負をかけてきました。三振でしたけどね。

 試合は先制弾を浴びるも、すぐさま牧選手のタイムリーで返して同点。”流れ”を簡単に渡さなかったところがよかったですね。6回裏には牧選手のタイムリーと宮﨑選手で一挙3点差に突き放し、8回裏には神里選手の2点タイムリーでダメ押しです。なんか、フルマラソンの大会みたいで、先頭を走っているランナーにスリップストリームに入って、勝負かけたときには一気に突き放して、最後にラストスパートをかけるみたいな試合でした。わかりづらいかしら。試合巧者のチームになったなあと言いたかっただけです。

 本日は牧選手が4安打2打点と大活躍。昨年も佐々木朗希投手から交流戦本塁打を打ってましたね。完全にロウキラーですね。よくあんなキレのある変化球を打てるなあ。

■夏場のブーストにはできれば桑原選手の力がほしい

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 4日前に桑原選手が離脱し、ここ数日の外野一枠には、蝦名選手、大田選手、神里選手、楠本選手が争っています。大田選手はなかなか調子が上がらず、神里選手は本日久しぶりのタイムリー。蝦名選手は本日初ヒット。楠本選手は代打では活躍しますが、スタメンだとなぜか結果が出ない。そんな状況ですね。

 話を変えると、チーム成績的には6月18日現在で首位阪神と2ゲーム差。4月下旬から5月上旬まで首位に立っていたものの、抜かれてしまってからは2位から首位を虎視眈々と狙っていく立場となっています。

 まだ、阪神さんにしてもベイスターズさんにしても好不調の波がどこかに出てくると思うんですよね。9月、10月まではどうなるかはわからない。しかしですね。ベイスターズさんは昨年もそうですが、夏場に強い。夏場に強い選手が多いから夏場に強い。その夏場に強い選手の筆頭が桑原選手なんですよね。

 肉離れは一般的に全治1ヶ月から2ヶ月くらいだそうですね。となると桑原選手が戦列復帰する可能性としては8月ころかな。ギリギリですね。

 夏場のブーストなんてものは私個人の理想でございます。桑原選手には無理をせず、全力疾走ができるくらいまできっちり治してほしいです。逆に言えば、外野手に1枠、空きが出たのでほかの選手にとってはチャンスですね。レギュラーを奪い取るくらいの活躍を見せてほしいなと思います。

 チームとしては大連敗を防ぎつつ、首位阪神に食らいついてほしいですね。調子を落としたときにどう踏ん張れるか。ベイスターズさん的にはまだまだチャレンジャーの立場ですからね。守りに入らず、攻めの気持ちで”やきう”をしていってほしいなと思っています。 

【2023年6月18対ロッテ戦

ロ000100000|1

横00010302× |6  

横浜スタジアム(ホーム)

De6-1ロッテ

勝利投手  森原 (2勝0敗0S)

本塁打 宮﨑 13号(6回裏2ラン)※Deのみ