濵口遥大の大事な一球問題

 9連戦が終わって、本日から10連戦がスタートします。

 先発は濵口投手。立ち上がりからストレート中心のピッチングでカープの打者を抑えていきます。調子のよいときの濵口投手の配球に戻りましたね。ただ、5回までは無失点で抑えるものの、6回裏に先頭を四球に出してしまうと、送りバントから2ベース2本で2失点。野手陣に逆転してもらうも、7回裏に同点に追いつかれてしまい、6回0/3で3失点で降板です。

 相手先発は苦手の大瀬良投手ですが、立ち上がりを攻めて初回に先制します。本日の試合では大瀬良投手の変化球に対して拾うようなバッティングをする選手が多かったと思います。対策を練ってきたのでしょうか。6回裏にもソト選手の逆転2ラン。昨季から8連敗を喫している大瀬良投手をなんとか降板させることができました。

 しかし、7回裏に濵口投手が残したランナーを伊勢投手が吐き出してしまい、逆転されてしまいました。9回裏には2死満塁のチャンスを作るも、2点ビハインドを追いつけずに敗退です。

 7回の回頭で投手交代があるかと思いましたが、連戦の頭ということでリリーフを少しでも休ませようと濵口投手を続投させたのが裏目に出たように感じました。連戦の頭だからこそ、確実に勝ちきれるリリーフ登板をしていった方がよかったのではないかと思いました。せっかく、ソト選手の逆転2ランでチームが乗れそうなところだったのにもったいないというか。まあ、結果論ですけどね。

■その一球を投げきれなかった濵口投手

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 前回登板では序盤から粘れなかった濵口投手ですが、本日は中盤までは好投でした。ただ、6回表は悔やまれますね。西川選手も松山選手のどちらのタイムリー2ベースも追い込んでからでしたから。西川選手の2ベースは外スラをしっかり投げ込んだ上で変態打ちをされたので仕方ない。ただ、松山選手はインコースのストレートに合ってないところ、戸柱選手がアウトコースでカウントを取って、インコースのストレートを連続で要求したんですよね。三振狙いというより詰まらせようとしたのではないでしょうか。1つめはファールになったものの、2つめは真ん中に入ってしまいました。濵口投手はそのコースに投げきれませんでしたね。7回表の会澤選手のタイムリー2ベースもフォークが落ちませんでした。

 大貫投手もそうですが、濵口投手もこの6回7回の厳しい場面で投げきれるかどうかという点は課題ですね。勝負のかかった大事な一球をしっかりと投げきれるか。これを乗り越えられるようになれば、もう一つ殻を破れるのかなと思うのですが、どうでしょうね。

 

【2022年9月16対広島戦】

広000002300|5

横100002000|3  

横浜スタジアム(ホーム)

De3-5広島

敗戦投手 濵口 (7勝6敗0S)

本塁打 ソト 15号(6回裏2ラン)※Deのみ

首位と6ゲーム差