ベイスターズさんの夏のハマスタ広島戦問題

 久しぶりに横浜スタジアムに帰ってきたベイスターズさん。地元ファンに凱旋(?)勝利を捧げることができるでしょうか。

  本日の先発は濵口投手。立ち上がりから制球が定まらず、四球の連発で2回1/3で自責3の4失点。もうちょっと引っ張ってもよかったような気もしましたが、スパッと代えましたね。

 続く進藤投手もストライクが入らずに押し出し2つ。続く櫻井投手も2失点。中盤で5点差も離されてしまいました。

 しかし、相手先発の広島のエース森下投手も本日は安定しないピッチング。5点差ながらベイスターズさんは、牧選手の2ラン、佐野選手のソロ本塁打とひたひたと点差を詰めていきます。

 森下投手が降板し、試合は終盤へと進んでいきます。砂田-エスコバー‐ヤマヤスとリリーフ3投手が好投でつなぐと、7回裏に宮崎選手のタイムリーとソト選手の2ランで一気に逆転。9回は抑え・三嶋投手が1死満塁のピンチをつくるも、併殺で切り抜けて見事にこの試合を白星で終えました。

 本日の試合は宮崎選手とソト選手の復調が大きいですね。宮崎選手は打席での足の踏ん張りが効くようになってきて、ソト選手はライト方向への打球が増えました。2人が活躍してくれると打線に厚みが増しますね。

■記憶が試合を作る

 本日は序盤に5点ビハインドとなってしまいましたが、「そういえば、夏のハマスタ広島戦だなあ。なんか起きるんじゃないかなあ」と私は思いました。すると、いつの間にか、長打がポンポンと続いて、気づいたときには逆転をしているではありませんか。

「なんか起きるんじゃないかなあ」。そう思ったベイスターズファンの人は多いのではないでしょうか。2017年には3連続サヨナラ。2018年は筒香選手のグラスラ。ウィーランド投手の四球。2020年は佐野選手の逆転サヨナラ弾と、夏のハマスタ広島戦で「なんか起きた」思い出は尽きません。

 ファンが「なんか起きるんじゃないかなあ」と思っていたら、選手だって思うはず。なんなら広島の選手もファンも、「なんかやだなあ」と思っていたのではないかと推測されます。

 逆にベイスターズさんからしたら、ハマスタ阪神戦は嫌な思い出が脳裏をよぎります。近本選手のなんかとか、大山選手のなんかとか、梅野選手のなんかとか。

 そうやって記憶が試合を作ることもあるんじゃないかなあ。記憶が積み重なって、”試合の流れ”を作るのではないかと。ま、これはただの仮説ですけどね。

 

【2021年8月31対広島戦】

広013200002|6

横10021030× |7  

横浜スタジアム(ホーム)

De7-6広島

勝利投手 エスコバー (3勝2敗0S)

本塁打 牧 16号(4回裏2ラン) 、 佐野 10号(5回裏ソロ) 、 ソト 19号(7回裏2ラン)