入江大生の強い気持ち問題

 せっかく中日戦で3連勝をしたのにマツダで3連敗。そんな中1日休んで、本日からは9連戦が始まります。引きずってしまうと、休みがないのでズルズルいってしまう可能性も。まずは1勝していい流れを呼び込んでほしいですね。

 先発は今永投手。毎回のようにランナーを出してしまうも粘り強いピッチングで無失点を積み重ねます。相手先発の菅野投手も好投。試合はエース同士のがっぷり四つの投手戦の様相を呈していきます。

 先制したのはベイスターズさん。3回表、桑原選手の先頭ヒットから関根選手のバント、佐野選手が倒れるも、牧選手がアウトコースを逆らわずにタイムリーを放ちました。

 しかし、5回裏に今永投手のカットボールを吉川選手に捉えられてソロ被弾。1-1のまま延長戦へと突入します。

 10回裏に自らが招いた1死満塁のピンチを入江投手がしのいだのが大きかったですね。11回表に佐野選手が大勢投手の初球を狙って値千金の勝ち越しソロ本塁打。その裏はヤマヤス投手が3三振でゲームセット。9連戦の頭を劇的な形で取ることができました。本日の勝利は大きいですね。

■図太い性格も持ち合わせていた入江投手

 本日の佐野選手の勝ち越し本塁打を呼び込んだのは10回裏の1死満塁をしのいだ入江投手の好投にあったかと思います。

 この回の先頭は打ち取ってはいるものの内野安打で出塁。次にピッチャー強襲ゴロで1死2塁。岡本選手を敬遠にして1死1,2塁。次の若林選手にはストライクが入らず1死満塁。小さな傷口が徐々に大きくなってしまう、試合終盤によく見るシーンです。この大ピンチで入江投手が開き直りましたかね。これまでの失敗を糧にしたのかもしれません。

 続く北村選手をフォーク連投で三振にきってとり、大城選手にはストレートで押してライトフライで打ち取り、絶体絶命の大ピンチを脱しました。

 北村選手はストレートが来るかと思わせといてのフォークでしたが、大城選手には嶺井選手のサインを首振ってからのストレート。多分、大城選手はストレートを待っていたように見えましたが、ボールの下を振ってましたね。

 しかもフルカウントとなってしまったため、一球ボールにしてしまっても負けが決まる場面でしっかりと押し込んでましたね。入江投手の図太い性格が垣間見えたシーンだったと思います。

 入江投手はリリーバーとして一つ大きな経験ができたのではないでしょうか。もしかしたら球界を代表するようなリリーバーになってくれるかもしれないなと思わせた登板でした。

【2022年9月6対巨人戦】

横00100000001|2

巨00001000000|1  

東京ドーム(ビジター)

De2-1巨人

勝利投手 入江 (4勝0敗0S)

セーブ  山﨑 (0勝2敗32S)

本塁打 佐野 18号(11回表ソロ)※Deのみ

首位と7ゲーム差以下