鉄壁リリーフ陣に名乗り出てきた中川虎大問題

 巨人戦2連勝。本拠地13連勝。勢いが出てきましたね。

 先発はロメロ投手。初回からランナーを出しますが、なんとか高めのストレートで詰まらせて1イニングずつ乗り越えていきます。しかし、4回表に戸郷投手のタイムリーで先制されてしまいます。ただ、2人帰られてしまいそうなところを、1人は刺せたのが大きかったです。

 ロメロ投手は5回表にも2失点を喫してしまい降板。カットボールやチェンジアップといった変化球を捉えられてしまうことが多かったです。次回以降の登板は厳しいかもしれません。でも、今永・濵口・石田・大貫の4投手に続く、5枚目6枚目の先発がなかなか出てきてくれないんだよなあ。

 打線は1点先制されたすぐ後に佐野選手のソロ本塁打で同点。5回表に2点差をつけられてしまうも、6回裏に牧選手のタイムリーとソト選手の四球押し出しで同点。8回裏には佐野選手のソロ本塁打で勝ち越しました。食らいついて食らいついて終盤で勝ち越し。最後はヤマヤス投手で締めて、巨人戦3連勝。本拠地14連勝。首位ヤクルトさんとは6ゲーム差に縮まりました。

 終盤はがっぷり四つで延長に持ち込む流れかなと思いましたが、佐野キャップが一撃で決めてくれましたね。勝因はもう一つ、リリーフ陣の踏ん張りにもあったと思います。 

■昨年からリリーフ転向し、コントロールがよくなった中川投手

 本日の試合では三者連続三振できっておとした伊勢投手が勝利投手となりましたが、その前のイニングでしっかり無失点で抑えた中川投手の好投も光りました。中川投手は8月14日のヤクルト戦でも2イニングをしっかり抑えています。

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 昨年途中からリリーフに転向した中川投手。今季は2軍で抑えを任されていて、5セーブをあげています。 

 中川投手はコントロールがよくなりましたね。本日、抜け球もありましたが、ほとんどは枠内で勝負できていました。スライダーやフォークのキレもよくなったような気がします。元々、150km前後の力強いストレートはそうそう打たれる球ではないので、変化球とのコンビネーションを上手く使えれば、9月の首位攻防戦を見据えた大事な戦力になるんじゃないかと思います。

 また、中川投手はロングイニングも任せられるのが大きいですね。先発が崩れた後の敗戦処理だけでなく、逆転勝ちを見据えた中盤を任せられる投手になってくれるような気がします。平田投手や入江投手の後に続いてくれるとありがたいですね。

 

【2022年8月18対巨人戦】

巨000120000|3

横00010201 ×|4  

横浜スタジアム(ホーム)

De4-3巨人

勝利投手 伊勢 (3勝2敗1S)

セーブ 山﨑 (0勝2敗27S)

本塁打 佐野 15号(4回裏ソロ) 佐野 16号(8回裏ソロ)

首位と6ゲーム差