ネフタリ・ソトのインサイドアウト問題

 巨人戦初戦を取って2戦目。前日にいい勝ち方ができたので、そのまま調子に乗っていってほしいですね。

 先発は濵口投手。立ち上がりはまあまあよかったものの、3回表につかまってしまいます。先頭の大城選手にヒットを打たれて、次の重信選手に四球を出してしまったのが痛かったですね。メルセデス選手がバント失敗するも、上位打線に回ってしまって連打で1イニングで3失点。ただ、濵口投手はその後に立ち直ったのがよかったですね。試合が壊れる寸前のところで踏ん張りました。

 打線はなかなか相手先発のメルセデス投手に手が出ず、4回までノーヒット。しかし、5回裏の先頭・ソト選手がヒットを打つと、柴田選手もヒットでつなぎます。三浦監督はここで、オースティン選手、嶺井選手と代打攻勢に。早い段階で勝負に出ましたね。メルセデス投手が立ち直る前に一気に攻めきろうという作戦だと思います。これが功を奏して、打順は上位に回り、桑原選手が2点タイムリー。次の楠本選手がスクイズで同点となります。

 スクイズをしてでも同点にしたかったのは、巨人さんの大勢投手以外のリリーフ陣が弱いとみたのではないでしょうか。同点にしておけば、メルセデス投手は早い段階で降板するだろう。中盤から8回までの間であれば、点は取れるだろうと。

 この作戦も功を奏し、6回裏にソト選手の2ラン、8回にも宮崎選手の2ランと一気に突き放します。三浦監督の采配が当たりまくりです。

 結果、巨人戦2連勝。ただ、首位ヤクルトさんも勝っているので7ゲーム差は縮まらず。とりあえず今のところは地道に勝ち星を重ね、ヤクルトさんに食らいついていくしかないですね。

■すんなりとバットが出るソト選手

 表題のインサイドアウトとはグリップが先に出てバットの先があとから出る打ち方です。グリップを前に出て、先に動かすことによってヘッドが走りやすくなる効果があります

 今季、開幕が出遅れたソト選手は4月の復帰直後は好調でしたが、5月になるといきなり調子を落とします。内側に入る変化球に対して無理矢理インサイドアウトを意識したようなバッティングで、芯に当たってもファールになってしまうような打球が多かったような印象がありました。

 本日と昨日。2試合連続の本塁打を放ったソト選手。いずれも変化球でした。12日のヤクルト戦に放った本塁打も変化球でしたね。どの本塁打インサイドアウトの軌道を描いたバットスイングでしたが、すんなりとバットを振っているような印象を受けました。

 私感ではありますけども、ソト選手はインサイドアウトが体にしみこんだように見えました。これも多分、練習のたまものではないのかな。と、私感ではありますが、その私感で感慨にふけっています。あくまで私感ですが。

 ソト選手は、ベイスターズにテスト入団するときに、2017年の日本シリーズを見ていたそうです。今季はなんとかソト選手を日本シリーズに連れて行ってあげたいなという私感をとりあえず述べておきます。

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【2022年8月17対巨人戦】

巨003000000|3

横00003202 ×|7  

横浜スタジアム(ホーム)

De7-3巨人

勝利投手 平田 (4勝2敗0S)

本塁打 ソト 12号(6回裏2ラン) 宮﨑 6号(8回裏2ラン)

首位と7ゲーム差