楠本泰史の立ち位置問題

 オールスター明けも巨人3連戦が相手チームのコロナ感染でお休み。やっと本日から後半戦がスタートです。

 ハマスタ広島3連戦。初戦の先発は今永投手です。立ち上がりに菊池選手にソロ被弾されてしまうものの、まずまずのピッチング。ここ1か月、勝ち星がなかった今永投手ですが、本日はストレートがよかったですね。よかったというか、本当はもうちょっといいストレートが投げられるはずなんですけど、本日は一応空振りを取れましたし、差し込めましたね。ここ1か月のピッチングよりはよかったなあと。

 打線は苦手の森下投手でしたが、2回裏には今永投手のタイムリー、3回裏に5連打で一挙3得点、4回裏には楠本選手のソロ本塁打と、一気に打ち崩すことができました。外側のストレートを逆らわずに打ち返していましたね。絞り球を決めてたのでしょうか。今季は森下投手に苦しめられていたので、一矢報いたと言えるのではないでしょうか。

 試合は3点リードのまま、伊勢-S子ーヤマヤスの3投手で締めて勝利。後半戦、いいスタートが切れましたね。

■楠本選手はマイペースで与えられた仕事をモノにしてほしいなあ

 本日はオースティン選手が1軍復帰ですがベンチスタート。ソト選手がコロナ離脱のなか、スタメンには楠本選手が名を連ねました。

 楠本選手は昨年に代打の切り札としてプチブレイク。今季は開幕からチームの離脱者が多い中、スタメンで活躍する機会が増えましたね。しかし、5月に肉離れで離脱。6月に復帰も1割満たない打率と調子がなかなか上がりませんでした。そんな中、本日はスタメンで5打数2安打1本塁打。いいアピールができましたね。

 楠本選手の特長は類いまれなバットコントロール。しっかりと成長してくれれば首位打者争いをしてくれそうな選手なんですけどね。ただ、ベイスターズさんは佐野選手、桑原選手、蝦名選手、オースティン選手と外野手争いは激化しています。なかなかこの中に食い込むのは難しい。楠本選手はレギュラーをとるとらない関わらず、まずは与えられた仕事をコツコツとこなしていってほしいなと思います。

 

【2022年8月2対広島戦】

広100010000|2

横01310000× |5  

横浜スタジアム(ホーム)

De5-2広島

勝利投手  今永 (5勝3敗0S)

セーブ 山﨑 (0勝2敗21S)

本塁打 楠本 3号(4回裏ソロ)※Deのみ