3連敗中のベイスターズさん、前回の阪神戦はまるで試合になっていませんでしたが大丈夫でしょうか。
先発は今永投手。相手先発の小笠原投手もそうでしたが、立ち上がりからストレートをゴリ押ししましたね。女房役は珍しく嶺井選手。嶺井選手のゴリ押し配球は悪い方の結果が出るのを今までよく見ましたが、それ以上に今永選手のストレートがよかったです。
打線は3回表に宮崎選手ヒット、大和選手2ベース、嶺井選手の内野ゴロで先制。6回表には牧選手のソロ本塁打。8回表は楠本選手のヒットからソト選手や宮崎選手が内野ゴロで進塁させて牧選手と大和選手がタイムリー。好投の小笠原投手から先制、中押し、ダメ押しといい形で得点が取れました。かつてはこの展開の場合一発でしか得点の取れないようなチームでしたが、本日は内野ゴロ進塁による得点もあったりして、得点のバリエーションが増えましたね。
今永投手は完封勝利。阪神さんにはあれだけひどい試合をしていたベイスターズさん。中日さん相手だとまるで違うチームのような試合ができるんだな。やっぱりペナントレースってのは長期的な心理戦であって、得意チーム、苦手チームを作ると後々まで尾を引くんだなあと思いました。
■スピードがなくてもストレートで空振りが取れる今永投手
本日は前出の通り、ストレートゴリ押しでバリバリ三振をとっていった今永投手。見た感じだと7割くらいはストレートだったように見えました。ちょっとタイミングがあってきたなと思ったら目線を外すためにカーブやチェンジアップなどの遅い球や芯を外すカットボールをまぶす。圧巻の投球でした。
でも、このストレート、150km越えはほとんどなかったんじゃないですかね。今永投手といえば球界トップクラスの回転数。やっぱりストレートは速度より回転数であるということを証明したようなピッチングでした。逆球や甘いところに入っても空振りが取れるんだもんなあ。
今永投手の生命線はやっぱりストレート。本日はストレートがよかったのですけど、課題はストレートの調子が悪いときにどうやって凌げるかというところになるのかな。
【2022年5月17日対中日戦】
横000101020|4
中000000000|0
バンテリンドーム(ビジター)
De4-0中日
勝利投手 今永 (1勝0敗0S)
本塁打 牧 9号(6回表ソロ)