安定しきらない今永昇太問題

 甲子園阪神戦で初戦敗退。本日は勝ちたいですね。

 先発は今永投手。立ち上がりからコントロールが悪く、初回はワイルドピッチで1失点。3回表にも近本選手に甘いカーブを捉えられてもう1失点。大量失点になりそうな雰囲気もありましたが、今永投手の実力的な意味での地肩の強さで5回2失点までにとどめました。

 打線は相手先発の伊藤将司投手を打てず。甘いボールが少なかったですね。細川選手がソロ本塁打を放つもその後が続かず。リリーフの平田投手もタイムリーを打たれて敗退。阪神さんを調子に乗せてしまいましたね。守備妨害や併殺など、打線がうまくつながらない場面も多かったです。

 明日はオールスター前のラストゲーム。なんとかスイープは避けて欲しいなと思います。

■指に引っかかりすぎる今永投手

 先日の中日戦で田中選手のファースト守備を「アルバイトがファーストやっている」と評し、狭い世界で話題となった権藤博さんですが、同じ試合で投手について「立ち上がりから低めにストレートがいっている投手はあまりよくない」と話していたのが印象的でした。

 低めにボールがいっていれば、好投だと思われがちですが、権藤さん的には「低めにいきすぎているということは、指に引っかかりすぎている」ということなんだそうです。まさに本日の今永投手がそういうピッチングでした。ワイルドピッチは指に引っかかりすぎてホームベースの前でバウンドしてましたね。さすがに嶺井選手もあれでは取れません。

 今永投手のストレートは高めにいって相手打者から空振りをとるのが真骨頂です。そういうときはエース級のピッチングをしていますが、悪いときは立ち上がりから安定しないですね。

 1年目2年目のときは立ち上がりが悪いときは打たれまくって降板することが多かったですが、最近ではなんとか最低でも試合をつくっています。でも、今永投手にはもっと安定していてほしいんですよね。今永投手が出てきたら相手チームに「今日は厳しい試合になるぞ」と思わせるようなピッチングを続けてくれるといいなあ。

 

【2022年7月23阪神戦】

000001000|1

神10100001×|3  

阪神甲子園球場(ビジター)

De1-3阪神

敗戦投手  今永 (4勝3敗0S)

本塁打 細川 1号(6回表ソロ)