ロバート・ガゼルマンはランナーを出してから粘れるか問題

 本日からはハマスタ阪神3連戦です。かつてはハマスタ阪神戦というと、その文字面だけで偏頭痛に見舞われそうになりましたが、昨季からハマスタでは8連勝中。開幕3連敗してしまったカードですが、本日の試合はどうなったでしょうか。

 先発はガゼルマン投手。2回表に2死から2失点を喫してしまったものの3回以降は落ち着いたピッチングで5回2失点という結果でした。

 相手先発はエース青柳投手でしたが、ベイスターズさんは毎回出塁して押しているように見えました。だが、もう一本が出ません。それも青柳投手らしいピッチングと言えるのかも知れません。

 それでも3回裏に牧選手がフェン直の2ベースで出塁すると、関根選手が押っ付けてレフト線へ運ぶ2ベースで1点を返します。続く4回裏には1死から佐野選手が3ベースを放つと青柳投手が死球、四球と一気に崩れていきます。厳しいところに投げていたように見えましたが、宮﨑選手、牧選手の選球眼も素晴らしかったですね。そして、また関根選手がライト線に2ベースを放ち、突き放します。

 青柳投手が降板すると、6回裏には佐野選手のタイムリー2ベースと宮﨑選手の犠飛でダメ押し。試合を決めました。

 この試合を取れたのは大きいですね。エース青柳投手を打ち崩したという点と阪神さんにベイスターズ打線の怖さを感じていただいたという点。これは1シーズン通して考えても大きな1勝になると思いました。

ガゼルマン投手はランナーを出してからのピッチングが課題か

 本日のガゼルマン投手。立ち上がりは低めを丁寧に突くピッチングで強力阪神打線を無失点に抑えます。問題は2回裏。2死から梅野選手がピッチャー強襲のヒットを放つとやすやすと盗塁を許し、3連打で2失点を喫してしまいました。

 ランナーが出るまでは低め低めを丁寧に投げることで、ヒットが出てもゴロかライナー性の当たりで単打で済んでましたが、ランナーが出てからは変化球がやや高めに入っていきました。粘りきれてない感じがしましたね。

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 自身も「低めに集めるのが信条」と話しているので、今後ランナーを出してからも低めに丁寧に投げられるのかが課題なんじゃないかなと思います。

 ただ、150km近いストレートは高めに入っても打ち取れるのがいいですね。ランナーを出しても変化球は低めに集める我慢のピッチングで勝ち星を重ねてほしいなと思います。

 

【2023年4月14阪神戦】

神020000100|3

横00014300× |8  

横浜スタジアム(ホーム)

De8-3阪神

勝利投手 ガゼルマン(2勝0敗0S)