ベイスターズさん、20代前半をどれだけ育てられるのか問題

 球春あけましておめでとうございます。今季もよろしくお願いいたします。というわけで、キャンプインです。

 本日のキャンプでは主力投手は初日からブルペン入り。三浦監督と石井琢朗コーチが打撃投手を務めるなど、精力的な様子ですね。特に石井コーチには、遺憾なくその指導力を発揮してほしいです。

 最近、「オリックスはなぜ優勝できたのか」という本を読みましてですね。オリックスさんが2020年東京五輪に照準を定めて20代中盤から後半の主力選手を作り上げたという話に感銘を受けました。名前をあげると、吉田正尚選手(28)や宗佑磨選手(25)あたりですね。そのちょい上下もラオウこと杉本裕太郎選手(30)や山本由伸投手(23)が存在します。

 肉体的にも精神的にも高いパフォーマンスを発揮しやすいのは20代中盤。昨季日本一を果たしたヤクルトさんも、石川雅規投手(42)や川端慎吾選手(34)などベテラン選手が多いイメージでしたが、山田哲人選手(29)や塩見泰隆(28)選手、清水昇投手(25)など20代中盤の戦力に厚みがありますね。もちろん村上宗隆選手(21)や奥川恭伸投手(20)など20代前半にも主力選手が存在しているなど、幅広い年齢層の選手たちが活躍しています。

 では、ベイスターズはどうでしょうか。

30代     宮崎 三嶋 

20代中~後  山崎 桑原 今永 大貫 濵口 東 砂田 佐野

20代前半 伊勢 牧 京山 細川 森 山本

 主力選手のほとんどが20代中盤から後半。ベイスターズは脂の乗った選手が多いんですよね。となると、ここ1,2年が勝負となる。それと同時に、将来性を考えると次世代を担う20代前半の選手の台頭が望まれるところです。

 上にあげた20代前半選手で計算できるようになってきたのは伊勢投手と牧選手くらいでしょうか。あとの選手はまだチャレンジャーの立場ですね。

 今季、そして来季以降、ベイスターズがチームとして強くなっていくには、この世代の育成が必須です。育成というか、成長してもらわなければ困るんです。20代前半選手がどれだけレギュラー陣や先発ローテ、勝ちパリリーフ争いに挑んでいけるのか。この辺は今季のベイスターズの見どころの一つになるのではないでしょうか。