CS FINAL最後の試合です。負けたらシーズン最後です。
先発はケイ投手。立ち上がり、先頭を四球に出して、森選手の暴投もあって、先制を許してしまいます。4回表には坂本選手の2ベースから犠飛とスクイズで2点目。ピッチング自体は悪くなかったものの、荒れ球なので、安定はしてないですね。でも、シーズン当初から考えると、NPBで勝てるピッチャーになってきたなあと、偉そうですが、思ってます。早めの継投で3回1/3で2失点です。
相手先発は戸郷投手。序盤はランナーを出してもなかなか点数にはつながりませんでした。流れが悪いなあと誰もが感じた中盤。5回表に先頭梶原選手がヒットで出塁すると、森敬斗選手が右中間を切り裂く3ベースヒットで、1点差に詰め寄ります。さらに代打フォード選手のタイムリーヒットで、試合は振り出しに戻りました
終盤はリリーフ合戦。ウェンデルケンー坂本ー中川颯-伊勢の4投手でつないで、巨人打線をなんとか無失点に抑えます。相手は終盤に菅野投手を登板してきました。
試合を決めたのは牧選手。9回表に森選手がヒットで出塁すると、代打柴田選手がバント。桑原選手のサードゴロの間に森選手が3塁に進塁しました。これが大きかったですね。続く牧選手が、菅野投手のスライダーを狙い打ってタイムリーヒット。これが勝ち越し点となり、抑えの森原投手がその裏を三者凡退で斬って取って、CS FINALをものにしました。日本シリーズ進出決定です。
■菅野投手のスライダーシンプルに読み切った牧選手
中盤まで均衡した試合となり、終盤はリリーフ合戦となったCS FINAL最終戦。ベイスターズさんはペナント9月に活躍した投手でつなぎにつなぎました。巨人さんはセットアッパーのケラー投手、バルドナード投手を早めに登板して、終盤を菅野投手二択しました。
9回表、ベイスターズさんはその菅野投手のスライダーに狙いを絞りましたね。
森敬斗選手のヒットもスライダー。桑原選手はスライダーを狙いつつも内野ゴロで進塁。牧選手もスライダーをタイムリー。相手バッテリーはストレートを選択するのを怖がりましたね。シンプルにスライダーだけを狙ったベイスターズ打線の読み勝ちだったように感じました。
エース、正捕手、リリーフの要と、主力選手を欠いた手負いのベイスターズさんでしたが、なんとか勝ちきりました。9月は森敬斗選手の覚醒や桑原選手が好調。打線に厚みが増しました。投手陣はジャクソン投手やケイ投手が日本の”やきう”に大分慣れてきました。シーズン終盤の選手の底上げが実った結果が今回の日本シリーズ進出につながったんじゃないかなと勝手に思っています。おめでとうございます。いい試合の多いシリーズでした。
【2024年10月21日対巨人戦】
横000020001|3
巨100100000|2
東京ドーム(ビジター)
De3-2巨人
勝利投手 伊勢(1勝0敗1S)
セーブ 森原( 0勝0敗3S)