BBB初年度問題

 年末も差し迫ってきましたね。

 さて、忘年会シーズンにBBBを観てきました。忘年会シーズンに合わせたんじゃないかと言う球団の手のひらに乗せられつつ、しっかりと乗せられて、ベイスターズファングループとともに観てきましたよ。

 スタッフロールの脚本に石塚隆さんのクレジットを拝見したとおりに、無駄もスキもない演出。選手推しのファンからチーム全体のファンまで最大公約数を狙った方向性で全体的には満足できたような作品に仕上がっていると思います。タナケン復活なんかは全ベイが泣けますしね。

 個人的に好きなシーンは桑原選手の練習シーン。前足のかかとの下にボールを入れて、前に突っ込まないようなバッティング練習をしていたところ。気持ちが前に出やすい選手なんでね。大事な場面ではどうしても気持ちが前に出すぎてしまって、悪い癖が出ちゃうんでしょうね。2018年の日シリの不調とか、気持ちが出すぎたんだろうなと思いました。あの練習が今季の桑原選手にとって大きな自信というか、心のよりどころになったんだろうなと思いました。

 唯一、ダメ出ししたいというか引っかかったのは、三浦監督第一作目が「BAY BLUE BLUES」略してBBBとしたところ。「ダグアウトの向こう」が中畑監督。「FOR REAL」がラミレス監督。で「BBB」を三浦監督。なぜブルース前提なのかと。今年はチーム状況から考えてもブルースでいいよ。来年優勝してもブルースで通すの?っていうね。

 ま、いいけどさ。来年優勝したらブルースをどういう音楽にするのか楽しみよね。