ベイスターズさん、水道橋の巨人戦2連敗。本日は勝ちたいですね。
本日の先発は今永投手。3回まで無安打の好投です。安定感が出てきましたね。少しずつエースの風格が漂ってきたような気がします。7回3安打2失点。好投でしたが本塁打を2本打たれてしまいました。どちらの本塁打もストレート(のはず)。ほんのちょっとだけシュート回転して内側に入ったのをスタンドまで運ばれてしまいました。今永投手は素晴らしい投手なんですけど、もうひと段階、上の投球を目指してほしいです。毎試合圧巻の投球を披露するくらいの。
相手先発は戸郷投手。こちらも4回まで無安打ピッチングでした。しかし5回。先頭の宮崎選手がインコースのストレートを上手く腕を折りたたんでレフトスタンドに叩き込みました。その後も佐野選手のタイムリーでこの回3点を奪取。本塁打を打ってからチャンスを作るも、モノにできない試合が多かった今季ですが、この回はいい攻撃ができたのではないでしょうか。今永投手のバントと見せかけてヒッティングをするなどの揺さぶりもよかったです。
1点リードのまま、試合は9回へ。マウンドに上がったのは三嶋投手ではなく伊勢投手。先頭をストレートの四球に出して盗塁されるものの2死までこぎつけます。しかし、タイムリーを打たれて同点。二死満塁まで追い込まれるも松原選手を空振り三振にきって落とし、なんとか引き分けに持ち込みました。
■伊勢投手の抑え経験は今後活きてくるはず
前日に「まだ勝ちゲームの後ろを任せるほどの安定感はない」と言ってしまいましたが、伊勢投手が抑えの場面に登板しました。苦しいピッチングとなってしまいましたが、最後に放ったインコースのストレートはナイスボールでした。若い投手ですが、強心臓ですね。
ただ、抑えの場面で先頭をストレートの四球はある種の失策です。裏を返せば、1点リードの9回のマウンドというものが、どれだけ緊張感のあるものなのかと言うなんでしょうけどね。
この試合、勝てたゲームでしたが、引き分けに終わってしまいました。しかし、それ以上に伊勢投手が抑えのマウンドにあがって、引き分けにはされなかったものの負けなかったという経験が将来につながる大きな試合だったようにも思えました。いや、これを糧にしてもらわないとベイスターズとしても困ります。でしょ?
伊勢投手、コントロールは荒いですけどね。その強いストレートはなかなか打てるものではありませんから自信を持ってほしいですね。ベース板の上でどんどん勝負していって、来季以降は今以上に羽ばたいていってほしいと思います。どこまで成長してくれるのか楽しみな投手です。
【2021年10月3日対巨人戦】
横000030000|3
巨000010101|3
東京ドーム(ビジター)
De3-3巨人
本塁打 宮﨑 16号(5回表ソロ)※Deのみ