ネフタリ・ソトの拾う打球問題

 ベイスターズさん、本日からは水道橋で巨人3連戦です。上位イジメをしていってほしいですね。

 本日の先発はロメロ投手。初回から右打者相手インコースに食い込むツーシームをしっかり突っ込んでましたね。外のスライダーも空振りを取れていました。左打者にもカットボールインコースに攻めていて、中盤まではランナーを出していましたが、落ち着いたピッチングでした。

 打線はソト選手のタイムリーで先制。6回表には佐野選手のソロ本塁打で追加点。相手先発の菅野投手は中盤以降、崩れかけましたが攻め切れませんでした。

 6回裏。ロメロ投手が突如崩れて同点に追いつかれてしまいます。制球が甘くなってしまいましたね。6回表と7回表のチャンスを攻めきれなかったのが大きかったのか、7回表に逆転されてしまいました。

 終盤は巨人のリリーフ陣を打ちきれませんでした。残念ながら敗退。

■ソト選手の復活のポイントは?

 本日、ソト選手が17打席ぶりにヒット。それが先制タイムリーとなりました。

 今季のソト選手は来日が遅れてからしばらく不調。同じ外国人選手のオースティン選手も来日当初は不調でしたが、しばらくしてから復活しました。残念ながらソト選手は本調子には見えないまま、今季を終えようとしています。

 私は”こすった”ような打球が多いなあと思っていました。ボールとバットの接地面が少ないというかボールを縦から切っているようなバッティングで、高く打球が上がりすぎる。芯でしっかりとらえきれていない打球が多いなあと。「あ、これはスタンドまでいったかな」と思うようような角度で打球が上がっても途中で失速してフライアウトになってしまう。

 いいときのソト選手は、変化球を拾うようなバッティングをしますね。速球に対しては振り遅れても芯をしっかり捉えるので、ライト方向へスタンドインする。いわゆる”あっち向いてホイ”バッティングですね。ああいうバッティングをする。今季は”あっち向いてホイ”がないですね。

 先日、解説の谷繁さんが「今季のソトは打つときにかがみこむようになることが多い。これによってレベルスイングができなくなってしまっている」というようなお話をしていました。言われてみれば確かに。そういうシーンをよく見ましたね。真面目な選手なので、不調になれば不調になるほど、ボールを追いかけてしまうようになってしまったのではないでしょうか。

 本日のソト選手はかがみこむようなバッティングがなかったですね。状態自体は底を抜けたのではないかと思います。あとはストレートに打ち負けないようにしてほしいですね。アウトコースストレートを”あっち向いてホイ”でライトスタンドに放り込んでほしい。残り試合数は少ないですけど、いいイメージを最後に残して、シーズンを終えてほしいと思います。

 

【2021年10月1対巨人戦】

横000101000|2

巨00000210× |3  

東京ドーム(ビジター)

De2-3巨人

敗戦投手 砂田 (2勝2敗0S)

本塁打 佐野 14号(6回表ソロ)