後半戦初戦です。現在最下位。それでもまだCSの可能性は十分にある位置です。今季から来季を占う試合になるんじゃないかと思います。大事な一戦です。
先発は今永投手。立ち上がりから調子よく、三振を多く奪えましたね。球速はそれほど出ませんでしたが、ストレートのキレがよかったように感じました。
打線は宮崎選手のソロ本塁打で先制するも、後が続かず。試合は6回に逆転されて、そのままズルズルと敗退。投手戦で緊迫した試合だったものの、守り切れず、打ちきれず。現在のベイスターズさんの順位を物語るような試合でした。
■今永投手がエースとして君臨するには…
本日の今永投手はストレートが走っていて、カーブやチェンジアップもカウントが取れた。前半は素晴らしいピッチングでした。しかし6回にランナー1塁に出して2死から2四球。山田哲人選手、村上選手と強打者が並ぶ場面で四球を出してしまいましたが、この山場をどうにかして乗り越えてほしかったですね。慎重にならざるを得ない場面でしたが、ここを抑えきれるようにならないとエースとしては物足らない。これが引き金になってオスナ選手にタイムリーを打たれてしまいました。
今永投手はケガ明けということもありますが、もう一つ上のレベルを目指してほしいなという想いがありますね。
■逆転されてからのバッティング…
6回表に逆転された後、ベイスターズさんは1番からの好打順でした。しかし1番桑原選手は3-1からのストレートに手を出してしまい、ショートゴロ。宮崎選手の本塁打以外はほぼ完ぺきなピッチングを見せていた相手・奥川投手でしたが、6回は勝利投手の意識が見られたように感じました。色気が出ちゃってる感じですかね。できればもう一球みてほしかったなあと思います。四球1つあれば、ワンチャンあったような気がします。
いずれにせよ、6回の攻防が勝負を分けた試合でした。
■緊迫した投手戦を繊細に勝ち切ってほしいな
というのが、私個人の意見です。相手の動揺を見逃さずに、慌てずにじっくり攻められるチームがやっぱり強い。勢いだけのチームは勝てる試合と負ける試合がわかりやすく分かれます。1点差でどうなるかわからないような試合展開を勝てるチームになってほしい。これがずーっとできないんですよねベイスターズさんって。
【2021年8月15日対ヤクルト戦】
ヤ000002110|4
横010000000|1
HARD OFF ECOスタジアム新潟(ホーム)
De1-4ヤクルト