三嶋一輝の対巨人戦問題2021その2

 鬼門になりつつある巨人戦です。本日は勝てるでしょうか。

  本日の先発は濵口投手。初回に3失点を食らってしまったものの、2回以降は好投でした。ストレートとスライダーがコースに決まり、チェンジアップもいい高さに入れられました。

 打線は2回裏に宮崎選手の2ランで1点ビハインドまで点差を詰めるものの、相手先発の高橋投手も好投が続き、中盤は膠着状態が続きます。

 チャンスが舞い込んだのは6回裏。先頭の大和選手、オースティン選手が四球。続く佐野選手がフルカウントでファールにしたのがボール球。次の真ん中のストレートで三振を食らってしまい、後続も続かず。崩しきれませんでした。

 ただ、リリーフを務めた石田投手も好投し、流れがどちらに傾くかわからなくなってきました。

 緊迫した状態の中、8回裏2死からソト選手が逆転ツーラン。続く牧選手がソロ本塁打を放ち、2点リードにとなり、試合は9回に進みます。

 マウンドに登場したのはもちろん抑えのエース・三嶋投手。昨日の分をやりかえしてほしいところでしたが、岡本選手に2ラン本塁打を打たれて、引き分け。どうにか勝ち切ってほしい試合でしたが、残念でした。

■感情が悪い形で球筋に出ちゃう三嶋投手

 ツイッターのTLでは、tvk野球中継の解説の野村弘樹さんが「今日の三嶋投手は大丈夫だと思います。ベイスターズファンの皆さん、安心してください」と話していたことが話題になっていました。確かに2死まではストレートを主体とした投球で、ほぼ完ぺきでした。前日は変化球を2被弾されましたからね。

 雲行きが怪しくなったのは、丸選手に投じた初球のスライダーが1、2塁間のコースヒットとなったところあたりから。次に打席に入ったのは主砲、岡本選手。2球目のストレートがシュート回転して真ん中に入って被弾してしまいました。

 野村弘樹さんはそのちょっと前に「三嶋投手は気持ちで投げる投手。やってやろうという気持ちが強く出すぎてしまい、よいしょっとという感じで投げてしまうことがある」と話していました。これは”吹っ切れる”が悪い方向に進んでしまったようなイメージなのかなと思いました。

 2死まではストレートがシュート回転していなかったのだけれど、岡本選手に投じたストレートは思いっきりシュート回転してしまっていました。ランナーが出たことで、悪い意味で気持ちが入っちゃったのではないでしょうか。

 昨季は球質だけではなく、コントロールもよくなっていた三嶋投手。今季の巨人戦だけは、少し前の悪い時の三嶋投手が出てきてしまう。巨人戦での打たれ方も悪すぎるので、表情には出さないようにしても球質に悪い部分が出ちゃったのかもしれません。

 三嶋投手、表情には出さないようにしつつも秘めた熱い感情みたいなものを感じるので、好きな選手の1人なんですけどね。どうにかして冷静になってほしいなあ。打たれてるの、巨人戦だけなんだよなあ。あ、巨人戦だけだから感情的になってしまうのか。

 

【2021年5月12対巨人戦】

巨300000002|5

横020000030|5  

横浜スタジアム(ホーム)

De5-5巨人

本塁打 宮﨑 3号(2回裏2ラン) 、 ソト 4号(8回裏2ラン) 、 牧 8号(8回裏ソロ)※Deのみ