阪神戦を1勝1敗で終えて、本日は新潟ホームでの巨人戦です。少しずつでも貯金を増やしていきたいですね。
先発は濵口投手。立ち上がりからストレートは速くないものの、ゾーン内に入れていきます。荒れそうになる瞬間もありましたが、ランナーを出しても落ち着いた粘りの投球です。決め球もチェンジアップに頼らず、ストレート、カーブ、スライダーをほどよく散りばめていました。6回1失点という結果でした。
打線は苦手とする相手先発の山﨑伊織投手を打ちあぐねます。4回まで無安打。5回になんとか、宮﨑選手のタイムリーで追いつきます。宮﨑選手は復帰後初ヒットですね。右中間方向に変化球をうまく拾う宮﨑選手らしい当たりでした。この1本で宮﨑選手は気分的に落ち着いたのではないでしょうか。
試合終盤はリリーフ中川虎投手が、変化球にこだわりすぎて山﨑伊織投手にタイムリーを食らい、坂本投手がやや甘く浮いて長野選手にタイムリーと2点差を付けられます。
9回裏はバルドナード投手相手に、桑原、度会、オースティンの3選手のヒットによって1点差に追い詰め、さらなるサヨナラのチャンスを作りますが、牧、筒香の両選手の凡退で試合終了。惜敗となりました。
牧選手は逆転のチャンスとなるとちょっと力んでしまってボール球になる変化球についつい手を出してしまう癖がありますね。あっさりと見切れるくらいのバッターになってほしいのですが、これも経験ですかね。多分、宮﨑選手ならしっかり見切ることができるんですよね。
それと筒香選手は調子が上がってこないですね。一間、始動が遅いように感じます。佐野選手もそうですが、筒香選手が打てるようになれば、チーム成績も上がってくるはずなんですけどね｡｡｡
■捕手のサインに3回くらい首を振った中川投手
今季途中くらいからコントロールがよくなり防御率も1点台と好成績を収めている中川投手ですが、本日は終盤同点の場面で山﨑伊織投手に決勝打を打たれてしまいました。
1死2塁の場面。山﨑伊織投手相手にストレートを2球投げて1-1。3球目のフォークは全くタイミングが合わなくて空振り。4球目のフォークはファール。追い込んでからの5球目。捕手のサインに3回くらい首を振って投じたボールはフォーク。うまくバットを合わされてタイムリーとなってしまいました。
捕手としては徐々にタイミングを合わされつつあるので、フォーク以外のボールを要求しようとしたのではないでしょうか。3回くらい首を振ってフォークを投げたということであれば、中川投手もフォークに相当自信があったのでしょう。ただ、3回首を振っているのを相手の山﨑投手も見ているんですよね。もしかしたら山﨑投手も狙い球をある程度絞れてたんじゃないかなと思いました。わかんないですけどね。
カウントは1-2。まだボールを使える場面です。そこでフォークを投じるならばボール球になってもいいくらいの投球をしてほしいなあと思いました。甘く入って痛打となってしまいましたもんね。
ストレート、フォーク、ナックルカーブとどの球種も素晴らしい質を持っている中川投手。これからも緊迫した場面でマウンドに上がることが増えると思いますが、投球術というか、余裕を持って相手を見下ろすようなピッチングをしてくれるような投手になってくれたらいいなと勝手に思っています。
【2024年6月25日対巨人戦】
巨０００１００１０１|３
横００００１０００１|２
ハードオフ新潟（ホーム）
De２-３巨人
敗戦投手 中川虎 (1勝1敗0S)
