なかなか勝ち星をあげられない大貫晋一問題

 北海道日ハム戦2連勝。いい勝ち方が続いているので、その勢いを継続してほしいですね。

 先発は大貫投手。立ち上がりは悪くなかったものの、2回表に田宮選手にアウトローの厳しい球を三塁線を抜かれてから、一気にコントロールが悪化。変化球がことごとく真ん中付近に集まって炎上してしまいました。結果は4回7失点。あとは手の打ちようのない撤退戦となってしまいました。

 打線は蝦名選手、梶原選手と若手野手がヒット1本ずつ。不調気味の佐野選手にヒットが出たのはよかったです。守備面では牧選手が暴投送球がありました。この失策が大量失点につながってしまいました。

 これまでいい形で連勝していましたが、本日は大敗。流れに乗りきれないですね。

■勝負を分けるポイントですーっといってしまうような気がする大貫投手

 先発投手は立ち上がりと中盤の5回前後、または均衡している試合でスコアリングポジションにランナーを進めたときなど、勝負を分けるポイントに出くわすことが何度もあると思うんです。本日の場合は牧選手が暴投した後の田宮選手への初球かな。あのときはまだ序盤で3点差だったので、逆転の可能性は残されている。ただ、その初球ですーっと真ん中付近に変化球を投げて3ラン。これが決定打になってしまいました。

 例えば5月19日の中日・柳投手との投手戦。1点ビハインドの7回裏。1死1,2塁で真ん中低めあたりに投じたスプリットを痛打されて追加点を許してしまいました。

 右打者のインコースを突くツーシームと空振りを誘うスライダーとスプリットが持ち味の大貫投手。本日までは防御率的にはよかったのですが、今季、いまいち勝てない理由をあげるとこういったところにあるのかなと思いました。

【2024年6月2日対日ハム戦

横001100000|2

02421000× |9

エスコンフィールド(ビジター)

De2-9日ハム

敗戦投手 大貫 (2勝7敗0S)