対広島戦のしぶとさ問題~森敬斗と林拓真の生きる道~

 本日からはハマスタ広島戦です。

 先発は東投手。立ち上がりはやや甘かったものの、いつも通り尻上がりによくなっていきます。特に本日は左打者のインコースを攻めるストレートがよかったです。

 相手先発は大瀬良投手。立ち上がりを攻めて1死満塁から山本選手の犠飛で1点先制します。しかし、うまくボールを動かされて抑えられてしまいます。

 東ー大瀬良、両投手の投手戦で試合は終盤に進んでいきます。試合が動き始めたのは7回裏。先頭の山本選手が2塁打で出塁しますが、続く森選手、林選手と進塁させることができずに無得点となってしまいます。

 次の8回表。広島先頭打者の秋山選手がセンター前安打で出塁します。続く、矢野選手がしっかりバントで進塁させて、次の菊池選手が内野ゴロでさらに進塁。次の小園選手が1,2塁間を抜けるかという当たりの内野安打で1失点。しぶとくしっかり進塁させた広島さんが同点に持ち込みました。

 一度傾いた”流れ”は取り戻せず。試合は延長に持ち越され、10回に登板した3連投伊勢投手が2死にするも小園選手・末包選手に連続被弾。続く、石川達也投手も野間選手に2ランを打たれてダメ押し。裏に宮﨑選手が代打タイムリーを放つも追いつかず、痛い敗戦となりました。

 伊勢投手の連続被弾は多少コースは甘かったものの高さに間違えはなかったように感じました。ただ、バットを出しやすいコースにいってしまったことと風にも乗ってしまった。運を味方につけた広島さんに軍配が上がった試合だと思いました。

■森敬斗選手や林拓真選手あたりにあのしぶとさを身につけてほしいなあ

 広島さんの連続本塁打による逆転勝利につながったのは、やはり8回表の攻撃が効いたからだと思います。菊池選手と小園選手がなんとしてでも東投手の変化球を当てに行く、進塁打の意識、なんとしてでもランナーを返す意識でつなげていたように見えました。あそこを広島打線が無理に打ちいっていたら、同点にされることはなかったと思います。それくらい東投手の変化球はキレやよく、変化量が大きかった。長打にされることはなかったような出来だったと思います。

 そんなバッティングをベイスターズでは森選手や林選手あたりができるようになるといいなと思っています。東投手と同じように、本日の大瀬良投手からは一発長打はなかなか難しい。若いカウントで強いスイングを仕掛けていくのはいいんですけど、ランナーの有無やカウントの状況によって場面に応じたバッティングができるようになれば、しぶといバッティングもできるようになれば、もっと信頼される選手になれるんじゃないかなと思いました。

 

【2024年5月24対広島戦

広0000000104|5

横1000000001|2

横浜スタジアム(ホーム)

De2-5広島

敗戦投手 伊勢 (0勝2敗0S)