先発は東投手。立ち上がりから左打者のアウトコース、右打者のインコースに攻め込む投球で抑えていきます。中盤に球が甘くなり、何度かピンチを迎えるもなんとか乗り越えて7回1失点の好投でした。厳しい場面を自力で乗り越えられたのは、東投手にとっては価値のある試合となったのではないでしょうか。
試合は牧選手の2ラン本塁打で逆転するも、8回表に3点差をつけられる大逆転を許して、負けてしまいました。8回表は伊勢投手が打ち取ってはいるものも、出塁を許し、守備のまずさもあって進塁も許してしまったのが痛かったですね。これ以上傷口を広げたくない、四球を出したくないという思いからでしょうか。先頭打者から厳しいところにストライクを投げていたにもかかわらず、少しずつ球が甘くなっていってしまいました。
終盤に守備のまずさもあって逆転されてしまうのが、今のベイスターズさんの実力なのかなあと思ってしまいました。これではなかなか優勝から遠ざかるばかり。。。
■ベイスターズ浮上のカギは佐野選手にある
3点リードを許したあとの8回裏。2死からではあるものの満塁のチャンスを作ったベイスターズさん。打者は佐野選手。初球のフォークをフルスイングで空振り。2球目はコースギリギリのストライク。3球目のボール球は選ぶものの、4球目はフォークで空振り三振となってしまいました。相手投手の手玉に取られたような配球でした。
佐野選手は終盤になるとなんでもかんでも初球をフルスイングしますね。球種を絞ってフルスイングをするならいいですけど、全てフルスイングで空振り。そうなると相手投手も初球はボールになる変化球を投げときゃいいわけですから、楽にストライクが取れてしまう。もったいなくないですかね。
終盤でチャンスを迎えた場面は相手投手も緊張しているわけですから、ボール球を悠然と見逃された方が怖いと思うんですよ。初球を簡単にストライクを取れるとなると投手としては優位に立てる。
今年の佐野選手は打率2割5分台とあまり調子が上がってこないですね。本来であれば3番に座ってもらって、1、2番を返す役割をしてほしいところですが、今は5番という打順。本当は5番は宮崎選手にどっしり入ってもらった方が、相手投手は怖いと思うんですよね。後ろに宮崎選手がいると、3番4番で勝負せざるを得ないわけですから。
8回裏の2死満塁の場面。佐野選手、肩に力が入りすぎているように見えました。昨年までなら、脱力をしつつ軸回転でインパクトの瞬間だけビシッと球に力を伝えるようなバッティングをしていたような気がするんだけどなあ。キャプテンの重圧とか優勝争いの重圧とかを感じすぎていて、打席で力が入りすぎるんじゃないかなあ。だから、無理やりにでも初球をフルスイングして空振りしてしまうのではないかなあ。
いずれにせよ、ベイスターズ打線が爆発するには佐野選手の復活が絶対条件だと思います。佐野選手が調子を上げない限り、今季のリーグ優勝はないんじゃないかなあ。
神000100040|5
横000002000|2
横浜スタジアム(ホーム)
De2-5阪神
敗戦投手 伊勢 (2勝5敗2S)
本塁打 牧 18号(6回裏2ラン)