濵口遥大のコントロール問題2022その2

 ハマスタ中日戦で初戦で快勝。また、勢いに乗って勝ち星を積み重ねていきたいですね。

 先発は濵口投手です。序盤はやや変化球が甘くなることが多く、2回表に阿部選手にソロ本塁打を食らってしまい、3回表はゲッツー崩れでもう1失点。ビハインドとなるも、尻上がりによくなりましたね。7回2失点でしっかりと試合を作りました。

 打線は初回に1番桑原選手が四球でランナーとして出るも、2番大田選手がピッチャーライナーでゲッツー。前日の勢いのままに先制したかったのですが、嫌な空気が流れます。

 しかし、相手に点を取られながらも、ソト選手、戸柱選手のソロ本塁打で同点に追いつきます。そして6回裏には桑原選手の四球から佐野選手エンドランで1死1,3塁。そのチャンスから牧選手がゲッツー崩れで泥臭い1点をもぎとり、これが決勝点となりました。

 8回表はS子ー伊勢両投手、9回表はヤマヤス投手がピシャリと抑えて連勝です。

■コントロールがよくなったことで、配球が組み立てられるようになった濵口投手

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 今年の頭に”今季の濵口投手はひと味違う成績を残せるかもしれない”と書きましたが、実際にその通りになりつつあります。

 これまでは荒れ球気味で、相手打者が狙い球を絞れずになんとか打ち取るような投球が多かった。また、変化球に頼らざるを得なくなり、ボール先行となり、四球で崩れていくような場面も多々ありました。

 今季はコントロールが抜群によくなり、相手打者に対して配球で組み立てられるようなピッチングになっているように感じます。

 特にストレートのコントロールがよくなりましたね。140km前後のストレートですが、自信を持って投げているように見えます。

 追い込んで、スライダーやチェンジアップで空振りを取ろうとして、見逃されてしまっても、ストレートをインズバで決めきるような場面も見られます。ストレートをしっかり決められることで、相手打者を惑わせられるようになりました。

 濵口投手の勝負球でもあるチェンジアップはストライクからボールゾーンに逃げていくんで、空振りを取れればいいですけど、この球を選ばれてしまうこともあるでしょう。そこにストレートをしっかり決めきれるようになればストライク先行で勝負できると。これが今季の濵口投手が安定した成績を残せるようになった理由ではないかと思います。

 今季ベイスターズさんが首位を狙える位置にいられる理由の一つとして、濵口投手の活躍があげられると思います。このピッチングを続けられるようになってくれるといいなあ。

 

【2022年8月31対中日戦】

中011000000|2

横01001100× |3  

横浜スタジアム(ホーム)

De3-2中日

勝利投手 濵口 (7勝4敗0S)

セーブ 山﨑 (0勝2敗31S)

本塁打 ソト 14号(2回裏ソロ) 戸柱 4号(5回裏ソロ)※Deのみ

首位と7ゲーム差か6ゲーム差かどっちでしょうか?それは本日のヤ巨戦次第。