首位攻防で3連勝するも次カードで3連敗してしまうベイスターズさん問題

 マツダ広島戦で2連敗のベイスターズさん。次は負けられないですね。

 先発はガゼルマン投手。試合序盤は雨の中断があるなど、厳しい環境での登板でしたが、なんとか試合を作っていたような印象です。3回裏にコースヒットが続くような連打で2失点を喫しましたが、なんとか5回までこの2失点のみに抑えます。

 打線は相手先発のノムスケ投手を打ちあぐねますが、疲れてきたであろう7回表に宮﨑選手、大和選手と代打攻勢をかけてなんとか同点に持ち込みます。

 しかし7回裏に登板したエスコバー投手と森原投手で2失点。エスコバー投手の先頭四球がよくなかったですね。エスコバー投手は低めに投げ込んではいるもののうまく拾われた印象。森原投手は高めボール球要求が中に入ってしまいましたね。さらに8回裏にも三嶋投手が1失点。三嶋投手はボールの勢いはよくても真ん中付近にボールが集まっていたように見えました。エスコバー投手と三嶋投手の復活は待ち望まれるのですが、なかなか厳しいですね。

 9回表には牧選手のソロ弾が飛び出すも試合はそれまで。2点ビハインドで敗退です。

■もう一人、先発にもリリーフにも生きのいい投手が出てくれば・・・

 首位攻防阪神戦は今永・東・バウアーと今年一番安定している先発投手をつぎ込んで3連勝しましたが、広島戦では大貫・石田・ガゼルマンで3連敗。大貫投手は昨年のような安定感を欠いてますね。ストレート系で押し込みきれなくなっているような気がします。石田投手は今季は丁寧に投げ込んでいる印象を受けていたのですが、今回登板は大事なところで甘く入ってしまいました。ガゼルマン投手は悪くなかったのですが、ビハインドのリリーフ陣がよくなかったですね。

 1軍現有投手が修正して復活してくれるのがありがたいのですが、2軍から這い上がってくれる投手がなかなか出てくれないですね。広島戦で登板した中川虎投手には期待しているのですが、今回の登板ではコントロールが大荒れでした。2軍では抑え投手としてまとまりが出てきていたんですけどね。

 ほか若手リリーフでは石川投手や宮城投手、三浦投手あたりがよさそうですが、見比べると中川虎投手の方が魅力的だなあと個人的には感じてしまいます。先発では深沢投手や小園投手が2軍で投げていますが、現役ドラフトの笠原投手の方がまだ安定してますね。

 交流戦後3連勝3連敗となったベイスターズさん。脂ののった主力選手が活躍しているものの、後に続く選手がなかなか出てこないという不安材料も浮き彫りになってしまったような気がします。

 

【2023年6月29日対広島戦

横000000201|3

広00200021× |5

マツダスタジアム(ビジター)

De3-5広島

敗戦投手  エスコバー (0勝1敗0S)

本塁打   牧 13号(9回表ソロ)