本日からは広島マツダスタジアムでの3連戦です。昨季はこの球場12試合で3勝しかできませんでしたが、4月の同カードは2勝1敗。まずは初戦を取りたいですね。
先発は大貫投手。序盤は変化球多めでしたが、中盤からストレートを少しずつ増やしていました。逆球や抜け球がいくつか見られましたね。ストレートも140km前後とスピードが上がらず。全般的にあまり調子はよくなかったように見えました。2ストライクと追い込んでから痛打される場面もよく見られましたね。結果は5回2/3で2失点。悪いながらもよく投げていたという印象です。
試合は初回に佐野選手のタイムリーで先制するも、すぐさま秋山選手の内野ゴロで同点にされます。6回表には戸柱選手の内野ゴロで1点リードするも、すぐさまその裏に坂倉選手のタイムリーで同点にされます。嫌な点の取られ方ですね。8回裏には回またぎの上茶谷選手が先頭の菊池選手に3塁線を破る2ベースを放たれ、バントで進塁。エスコバー投手を送り込むも秋山選手の犠飛で逆転されてしまいます。
菊池選手の場面は、サードの宮崎選手がやや前に守ってましたね。しかし高いバウンドで抜けていってしまいました。長打を避けたい場面だったので、3塁線を締めてやや後ろに守っておいた方がよかったのではないかと思いました。
9回は抑えの矢崎投手を攻めましたが得点までには至らず惜敗です。牧選手の5タコも痛かったですね。
■長打は少ないが、しつこく打ち崩しにかかる広島打線
本日の試合は最後までどっちに転ぶかわからないような展開でした。試合を分けた理由の一つとして挙げられるのは広島打線のしつこさだったように感じました。低めの変化球はボールなら振らない。くさいところはファールで逃げる。ちょっとでも甘いボールがきたら引っぱたく。長打の少ない打線ですが、足の速い選手が多いので、一本のヒットで先の塁を狙っていく。
投手としては追い込んでからが大変ですね。粘り負けしないコントロールと精神的な強さが求められるのではないでしょうか。また、ベイスターズさんだけではありませんが、低めの落ちるボールをウイニングショットを持つ投手にとっては厳しい対戦になりますね。ウイニングショットが決まらなかった後の1,2球。どれだけ信用できる球を持っているかが勝負の分かれ目となるのではないでしょうか。
阪神さんをスイープしたベイスターズさんですが、ここで大型連敗をしてしまったら意味がありません。また明日に向かってしっかり準備していってほしいですね。
【2023年6月27日対広島戦】
横100001000|2
広10000101× |3
マツダスタジアム(ビジター)
De2-3広島
敗戦投手 上茶谷 (1勝1敗0S)